【感想・ネタバレ】BRUTUS特別編集 合本 村上春樹のレビュー

あらすじ

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村上春樹の思う。
村上春樹、あれから1年を語る。

村上春樹 2021年の読む。

「うちの書棚から」 文・村上春樹

村上春樹の私的読書案内。
51 BOOK GUIDE 文・村上春樹

著作で探る村上春樹。
数字で探る/再読で探る/年表で探る

世界を旅して、観た。聴いた。
エッセイで巡る村上カルチャー地図。

翻訳家として何がすごいのか?

ようこそ、村上春樹ライブラリーへ。

村上春樹 2021年の聴く。

続『古くて素敵なクラシック・レコードたち』 文・村上春樹

村上さんのあたらしい居場所『村上RADIO』

村上小説を音楽で読む。

村上春樹 2021年の観る。

原作と映画を見比べる。
〜監督たちは、短編をこう変えた。
ドライブ・マイ・カー/バーニング 劇場版/神の子どもたちはみな踊る/
ハナレイ・ベイ/トニー滝谷

村上春樹 2021年の集める。
村上さんちのアートコレクション。

また集まってしまったTシャツたち。

村上春樹 2021年の食べる。飲む。
村上小説の食卓。

エピローグ

復刻 村上春樹 × BRUTUS Part1
特集「ドイツの『いま』を誰も知らない!」(1984年4月15日号)
三つのドイツ幻想/Et Tu, BRUTE? 日常的ドイツの冒険 文・村上春樹

復刻 村上春樹 × BRUTUS Part2
ティンマン・トライアスロン参加ルポ(1999年6月1日号) 文・村上春樹
本のある空間をめぐる断想(1982年6月1日号) 文・村上春樹
ピーター・キャット訪問記(1980年12月1日号)

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Posted by ブクログ

小説家、翻訳家、大のヤクルトファン、元ジャズ喫茶のマスターなどの多彩な個性を余すところなく書いている本です。村上春樹さんの短編が好きなのですが、その理由も彼の飄々とした雰囲気がどこか伝わってくるところにあります。とんでもない有名人なのに、どこか一般人というか私たちと変わらない部分を多く持ち合わせているように思ってしまいます。淡々と、やるべきことをきちっとやる。ルーティンがあり、それが自然体。村上春樹。
最高の一冊です。

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2024年07月18日

Posted by ブクログ

先に出た上・下も持っているのだけど、これがその2冊のまとめ版だと知らずにまた買っちゃった。はは。

上・下の方は買っただけで全然読まずに、アンプの上に置きっぱなしなんだけど、この合本は、買ってからなんとなくぱらぱらーと見始めたら止まらなくなって、ものすごい勢いでガツガツ読んでしまった。
まるで、スキー場に降り立った途端に「ハッ、わたしスキー大好きだったんだわ!」と気づいて、いきなり直滑降でどぴゅーっとゲレンデを滑り降りているような感じ。味わいも何もないようながむしゃらな読み方をしている自分に気づいて、自分でビックリ。

いかんいかん、いくら夢中になっているからって、こんなむさぼり方はいかん、ひとつひとつのターンやこぶや景色も楽しまねば!とばかりに、いったん本を置いた。

私は、雑誌でよく特集されている「みんなのおすすめ本!」みたいなページでセレクトされているような本とその紹介文を全くおもしろいと思ったことないのだけど、この村上春樹氏のおすすめ本ページのおもしろさときたら。
読みながら、頭とか脳じゃなく、体というか、ハートというか、自分のそういうものが激しく喜んでいるのを感じた。
でも、他の人が村上春樹氏について語っているところはまったく興味ひかれず、内容も微妙なので、無意識にそのページは飛ばしている。
正直すぎる私の体。そんなつもりないのに。
やっぱり村上春樹って人の文章は引力がすごいのね。

上・下版よりこっちの方がつくりがしっかりしていてぐにゃぐにゃしなくて読みやすい。
でも、まあどうせだから、3冊とも手の届くところにおいておいて、ときどきちょっとずつ読むことにする。

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2022年12月31日

Posted by ブクログ

村上春樹のファンとして嬉しい特別版が今年も出た。
例えば、好きなアーティストが普段聴いている音楽は知りたいし音楽アプリの中を覗いてみたい。
同じように、好きな村上春樹の本棚を覗いてみたい。
作品だけでなく、彼の発する言葉を受け取りたいし、音楽好きである彼が聴く音楽にも興味がある。
そんなファンの欲求を充分に満たしてくれる1冊だった。

ロングインタビューは勿論の事、「村上さんが手放すことのできない51冊の本について。」だとか「続:古くて素敵なクラシック・レコードたち」「ある日の村上RADIO。」等々、ファンが飛び付きそうな内容が盛り沢山だ。(なぜ「続」なのかは皆さんご存知の通り)

彼の長編小説を待つ身としては、BRUTUS読んで枯れた泉を潤しておこう!な感じだ。

ここからは蛇足。

毎回毎回「今年こそノーベル文学賞を!」みたいな流れにうんざりしている。
私の勝手な思いだが、「作家 村上春樹」は、「村上春樹というライフスタイルの提唱者」とイコールのように思えるのだ。
だからノーベル文学賞って、ちょっとピンとこない。
文学賞にとどまらず、もっと大きな括りのスマートな何かでありながら、人間臭く、偏ったコアなスタイルそのものが村上春樹といった感じがする。
もし受賞となれば、それはそれで嬉しいのだけれど。

私は音楽好きな父の影響で、ジャズやクラシックも比較的よく聴いていた。
普段からロック、ソウル、R&Bなど常に部屋に音楽が流れている。
村上春樹の小説に様々な曲が登場するのをとても楽しく感じていたし、実際にその曲を部屋に流しながら小説を楽しんだりもした。
そしてお酒。
お酒は好きなのにビールが苦手な自分が辿り着いたのはスコッチウイスキーだった。
始めから終わりまで、ウイスキーを飲む。
それだけでも満たされるのに、どんな食事とも合う。
翌日も残らない。(個人の意見)
村上氏が好んで飲むのは多くのウイスキー好きがそうであるようにボウモアやラフロイグだろうが、残念なことに私はそこまでの通にはなれず、正露丸のようなピート香が苦手。
いつも好んで口にするのはグレンフィディックとマッカランだ。
それでも、村上氏との僅かな嗜好の共通点を嬉しく思う。

今回のBRUTUSも、何度も読み返すだろう永久保存版であり、共に音楽やお酒も美味しく楽しめそうだ。

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2022年10月26日

Posted by ブクログ

前に出たブルータスの上下合本。
新しいのは最初の数ページのインタビューのみです。
上下持ってる人あんまいないと思うので、完全版として持ちたいならこちらが断然。そもそも上下は売ってないかも……。

感想は上下に挙げたので割愛。

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2022年11月18日

Posted by ブクログ

理想の一日
 朝4時ぐらいに起きて、7時前まで仕事して、
 ひとっ走りして。またすぐ仕事して、それで終わる。

自分の物を書きながら、疲れると翻訳する。気晴らしのパズル。

もう買うべきものがない。
走るときにはiPod。充電とパスワードに追われた人生は虚しい。

ノルウェイの森
 正しくはないかもしれないけれど、決して誤訳とは言えない。が、僕の見解

お金はあるけど、暇がないコレクター。そういう人はは不幸だと思いますね。

長編を渡してもいいのは、デヴィッド・リンチとウディ・アレン。

ドライブマイカー(濱口竜介監督)
 難しいと思う部分をあらかじめ取り除いた。
 現実にはないけれど、確かになるに違いないと思わせる描写のリアリズム。
 現実に起こることしか、この物語の中では起きない。
 
 現実の底に潜在していている異界にまで下りていくような感覚。
 「シェエラザード」や「木野」でそのモチーフを借り、長編の世界観に近づけた。

 「本当に他人を見たいと望むなら、
  自分自身を深くまっすぐに見つめるしかないんです。」(高槻)

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2023年04月22日

Posted by ブクログ

3冊目『マガジンハウスムック BRUTUS 特別編集 合本 村上春樹』(2022年12月、マガジンハウス)
『ブルータス』の2021年10月15日号と11月1日号に掲載されたものを再編集し、増補改訂したもの。
本誌刊行にあたり、2022年に行われた最新インタビューや、80年代〜90年代の『ブルータス』に掲載された村上春樹のエッセイや小説も収録。かなりの情報量のため読み進みるのに苦労したが、氏のファンなら読んで損のない一冊である。

「やっぱりね、充電とパスワードに追われた人生は虚しいですよ」

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2023年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 昨年末から村上春樹氏の著作をシリーズで読んできた。
 なぜリアルな昭和があちらこちらに作品に登場するのだろう、そんな興味に駆られて購入した。なるほど、氏の人物像がわかる一冊だ。

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2023年01月01日

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