あらすじ
日本人に特有の「言えそうで言えない」英語表現があるようだが、なぜだろうか? ビジネスを中心に日常的な場面やSNSで使われそうな会話の中で、より適切な英語表現はどれになるかを、クイズ形式で学んでいく。文法的な誤りや単語の使い方、さらに文化的背景や物事の捉え方の違いを解説で読みながら、日本語と英語の発想の違いに気付くことで、よりシンプルで伝わる英語表現を身につけていきたい。
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Posted by ブクログ
自然な表現力を強化したい人へ
扱っている表現はわりとありふれたモノかもしれないが、ネイティブと接する際に、ちゃんとおつきあいが出来るように、或いはなめられないようにするための本。クイズ形式で不自然な表現、不適切な表現が、いかにそうなのか、詳しく解説されている。ネイティブのチェックも入っていて安心感もあり、かなり上級者向けという側面もある。ビジネスや社交の場で頻出する表現を収録していてとても便利。絶賛したい。
Posted by ブクログ
ある英語表現を使用する目的・場面・状況を勘案して、ベストな英語表現を選択、解説していくもの。会話については、各表現において「話し相手は誰か」、「何を伝えたいのか」、「どのように伝えるのか」の3つの観点から適切な表現を検討している。「話し相手」がフランクに話すべき相手のときには、それなりのカジュアルな表現、そうでないときにはそうでない表現が選択されている。口語がメインであり、ついしてしまう英語表現を見直すには良いと思う。
Posted by ブクログ
SNSなどで使われやすい簡単な略語、スラングなどは、なるほどなぁと思う。「ググる」なんかも使っているとは!
よく考えると、中年に差し掛かり、咄嗟に慣用句、フレーズが出てこないことがある。
英語表現おぼえるなんて無理じゃん!と思った。
でも、ある程度英語を学んでいて、これから海外へ行こうという人にはとてもいいかも。
Posted by ブクログ
クイズ形式で適切な回答を選ぶ楽しめる構成の本だが、随所に驚きの発見があり楽しめた.難解な語句はないものの、英語らしい表現に到達できていないもどかしいがあり、知識の不足を痛感した.動詞句などあまり学校では習わないものに、きらりと光るフレーズがあり、活用してみたいと感じた.勉強になりました.
Posted by ブクログ
素晴らしい本だが、英語の熟練度を選ぶ。最近は「世界の果てまでイッテQ」の出川イングリッシュみたいな、下手くそでも恥ずかしがらずに伝える英語の有用性が一部で再評価され始めていて、実際に世界を見渡せばそういうブロークンで堂々と生きている人が多い。そして、恥じずにガンガンいくので習熟も早い。本書はその対局だ。英語はニュアンスが大事。シーンによって適切な表現を。ビギナーだと堅苦しく、英語嫌いになりかねない。だから、そこそこ話せる人向け。
ー "Could I please get a glass of red wine?" (すいませんが、赤ワインを1杯いただけますでしょうか)きっと、隣の席の女性にも聞こえたはず。彼女は私の英語を聞いて、次回はもっと丁寧に注文するだろう。でも、彼女は自分がどれだけ失礼な言い方をしているかに気づいていないのだろうか?そんなことを考えていた。再び、客室乗務員がやってきた。しかし、その女性は“Red wine, please!”と言ったのだ。
つまり、こういう事。ワインプリーズでいいじゃん、という人には本書は不要。そして、英語を母国語としない外国人に求めるレベルは、ワインプリーズで十分。学識者や外交官は、could Iで行く方が良い。
と言いながら、学びは多く面白い。まあ、堅苦しい感じもするが知っておきたいと思える内容。
ー 助動詞のwillを使うと「今決めた」というイメージが前面に出てきます。一方、現在進行形が未来のことを表す場合、すでに計画がなされ、その実現のために約束や手配が整っているということを表す。
ー You had better には「~しなければならない、さもないと大変なことになるぞ」という、プレッシャーをかけたり、脅したりするようなイメージがあります。
ー it's bad manners to~は、親が子供に対して「~するのはお行儀が悪いですよ」という時に使う表現。
ー 「ピンチを救ってもらって命拾いした」すなわち「助かった」ということをYou're a lifesaver. や You saved my life. で表現。
ー I'm gonna call it a day. See you tomorrow.
います。
(ここら辺で仕事を終えることにします。おつかれさまでした)call it a day は、「(まだ終わっていないけれど)仕事を切り上げる」や「仕事を終える」という意味の定型表現です。
ー Just no!日本語の「ありえないんだけど」「絶対だめ!」という表現に近い。