あらすじ
江戸の人びとにとって,漢詩文は,自らの存在を伝統的な美意識の世界と結びつけるものであると同時に,日々の暮らしにおけるさまざまな想い,悩み,人生の悲喜こもごもを記すための身近な表現手段でもあった.具体的な作品を読み解きながら,人びとの感情や思考のあり方を広く掬い上げて,詩の奥深い魅力へと迫る随想集.
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Posted by ブクログ
へぇ〜そうなんだ!思わず納得してしまう内容満載。江戸時代の「風雅」と「日常」を巡る14篇の詩話集です。
漢詩が多く出てくるので読むのに少し時間がかかりますが、引き込まれる内容です。
個人的には「山紫水明」と「夫と妻の交換日記」が特に記憶に残ります。
Posted by ブクログ
漱石までおりてくる。なんか祖父が一生懸命専用辞書を引きながら作ってたのを思い出しながら読んだ。私は素読やった最後の世代かもしれない。いとこたちはやらされなかったようだから。これ、結構大変だったろうな。