【感想・ネタバレ】もしも徳川家康が総理大臣になったら―絶東のアルゴナウタイ― 7のレビュー

あらすじ

坂本龍馬、北条政子達が次に解決するべき問題は「少子化」!? 日本の少子化が進んでしまう原因とは一体何なのか…!? 実際に子育てを行う人々の声を聞き、龍馬たちが見つけるものは…!? 現代日本最大の難題に、坂本龍馬たち偉人が挑む! ビジネス小説コミカライズ、第7弾!

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Posted by ブクログ

しばらく読んでなかった間に、
原作ストーリー外の展開になってますね。
“政治”を扱う話なので、
自分たちの思想信条に強く触れる場面が
多々あるように見受けます。
おそらく作者や編集者の思想が、
この“最強内閣”の政策に反映されてるのでしょう。

この巻は、前巻の『少子化対策』の
一定の帰着までが、まず描かれてました。
子育て世代の“役割“や“分業“で
追い込まれる夫婦が登場しました。
「家族のために外に出てすり減っている」側と、
「家族のために昼も夜も育児を担っていて、疲労と自分の存在価値が揺らぐ」側と。
言葉にすると誤解して受け取られる方も
いるかもしれないことを承知で言えば、
『父性』と『母性』と、現実的な“役割“のせめぎ合い。
(男女ではありませんよ)
昔だと、そこに“家“とかの視点や、
“性“への捉え方の未成熟などがかかってきて、
言葉にはしづらい歪みがあったのでしょうね。

今でも、そのあたりの
“対話“や“合意形成“がないままに、
それぞれが自己完結な育児への関わりをして、
どっかで一度や二度は夫婦間で衝突したり、
衝突はしなくとも、モヤモヤを抱えたまま、
その時期を通り過ぎることで、
気づかないうちに大きなすれ違いになってたりして。

そのあたりを、慎重に扱おうとされている、
本作の試みは感じることができました。


その後の教育改革の話。
まだ落ちつきどころは読めませんが、
なんだか「金八」や「GTO」などの、
熱血な流れになってしまわないか心配。
それはそれで、一面としては尊いとは思うのですが、
そればっかりではないと思うので。

「教育現場が社会の様々な問題の
最終処分場のような役割を担わされている」
という話は、共感できます。
そして、そういう場所にしてしまっている
当人たちは、おそらくその自覚はなく、
「自分の言ってること、やってることが正しい」と、
信じて疑ってない。
周囲も違和感を抱きながら、
関わるのが面倒くさいので何も言わない。
子どもたちも、それに染まっていく。

この作品が、
そこにどのような意見を投げかけてくれるか、
これからの話の展開が楽しみです!

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2026年06月23日

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