あらすじ
出会いは保健室。赴任したばかりのイケメン先生に突然おでこをコッツンされて、ドキドキが止まらない!?放課後の音楽室で、彼の家で――濃密な時間を過ごすうち、ふたりの距離は近づいて。「僕は、ただの狼だからね」ケモノのように情熱的なキスと、快感へ追い詰める愛撫。私を食べちゃう狼先生……実は、御曹司でスーパーアイドル!?ヒミツがいっぱい☆ラブストーリー!
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Posted by ブクログ
赴任してきたばかりの保健室の先生との出会いをきっかけに、ヒロインの日常が少しずつ変わっていく物語。放課後の音楽室や彼の家で過ごす時間を重ねるうちに、距離は縮まり、やがて秘密の関係へと発展していきます。さらに彼にはもうひとつの顔があり、その秘密が明らかになることで物語は学園の枠を超えて広がっていきます。
全体としてはかなり糖度の高い甘口のストーリーで、ヒーローの独占欲や情熱的なアプローチが印象的でした。少し意地悪さを含んだ「オオカミ」らしい一面と、ヒロインを大切に想う優しさのバランスがよく、溺愛系が好きな人にはしっかり刺さる作品だと思います。ヒロインにだけ見せる素顔や距離の詰め方も魅力的で、秘密の関係ならではのドキドキ感が最後まで続くのも良かったです。
また、ふたりの過去や家族の背景が物語の中で繋がっていく構成になっていて、単なる恋愛だけでなくストーリーとしても楽しめる要素がありました。テンポも良く、イベントが次々と展開されるので読みやすく、エンタメ性の高さを感じました。
一方で、ヒーローの設定がかなり多く盛り込まれている点は少し好みが分かれるかもしれません。保健室の先生でありながら御曹司で、さらに芸能関係の要素も加わるなど、それぞれは魅力的なのですが、情報量が多く感じられてしまい、物語に集中しづらい場面もありました。もう少し軸が絞られていれば、より感情移入しやすかったように思います。
それでも、終始ヒロインがしっかり愛されている安心感と、甘く濃密な恋愛描写がしっかり楽しめる作品で、秘密の恋や溺愛系が好きな方には満足度の高い一冊でした。気軽にキュンとしたいときにぴったりの作品だと思います。