あらすじ
数学者ディラード教授邸の弓場で、コック・ロビンという弓術選手が胸に矢を射られて死んでいた。捜査協力を頼まれたファイロ・ヴァンスは直ちに「コック・ロビンを殺したの、だあれ」というマザー・グース童謡を思い浮かべた。つづいて起きた第二、第三の殺人もみな、この童謡をなぞっていた。ヴァン・ダインの代表傑作。
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僧正殺人事件
マザーグースの詩に基づいて展開される推理小説はほかにもあるが、この本は推理小説と言うより人間心理を題材にした文学小説のような内容であった。読むのが難しく、使われている単語の意味を考えながら読み進める必要がある。難解ではあるが読み応えのある推理小説の1編と思う。