あらすじ
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猫は窓が大すき!
窓辺で猫は、光と風を感じながら過ごしている。世界を旅するフォトグラファーが出会った「まどねこ」たち。
ファドが好きならここがいいよ、と小劇場の窓に誘ってくれた君/ポルトガル。
運河の橋のたもとでジャスセッション、窓辺の君もステップを踏み始めた/オランダ。
朝、昼、夜の光が町も猫の表情も変える。とびっきりの猫フォトエッセイ。オールカラーの文庫オリジナル。
やっぱり窓辺の猫は、か・わ・い・い!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界の街角の窓に鎮座している、あるいは寝そべっている猫たちとそこに通りかかった著者が対話をしている(かのような)本書。
確かにカメラに向けられた猫たちの瞳は(中にはまったくカメラを無視している猫もいたが)何かを語りたそうにしている。いや、その眼の輝きが既に何かを物語っているようだった。
それほどに猫の表情は豊かであることに改めて気付かされた本だった。
ただただ猫の写真を眺めているだけで眼福。中でも気に入ったのは、片足をぶらりと窓の外に投げ出している姿の猫だった。この家の主人は自分であるというような風情である。