あらすじ
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240寺社の見ごたえ充分、阿吽の一対!
日本においてコンビニの数よりも圧倒的に多いという神社。その境内にほぼ必ず置かれている狛犬だが、恐ろしい顔をしたもの、びっくり顔のもの、ひょうきんな表情のもの、筋肉隆々のもの、子どもがまとわりついているもの、角があるもの、毛並みの美しいものなど、よく見ると顔つきやデザインなどがさまざまである。とくに東京23区の寺社には、江戸時代に全国の大名屋敷があったことから地域の特徴をもつ狛犬がいたり、江戸っ子の意地と見栄からさまざまな工夫を凝らした狛犬がいたりと、見応えがある。
本書はおもに東京の寺社の狛犬を、つくられた年代ごとに取り上げ、それぞれ写真と歴史的来歴や見どころを紹介する。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
写真付で分かりやすく、基本的なことは粗方学べるので入門書として良いと思う。疑問が浮かぶ文章はあるが、そこはもっと詳しい本を読めという事なのだろう
Posted by ブクログ
東京23区を中心に、独自の個性が際立つ狛犬を紹介する。
・狛犬の歴史
1600~1700年代の狛犬 1800年代の狛犬
1900年代の狛犬 1600~700年代の狛犬
1900年代と年代不詳の狛犬・そのほかの狛犬と神使
索引、参考文献有り。
東京・・・江戸の240社の狛犬たちをたっぷり紹介しています。
“他の地域にはない独自の個性”のある、狛犬たちというのは
よくわからなかったけど、個性溢れるのはよく分かる。
どれもこれも同じではない狛犬たち。
武骨、威厳、素朴、愛敬、ユーモラス、そして可愛い。
簡素なものあれば、石工の技が冴える複雑な彫があるものも。
日本橋の親柱に鎮座する狛犬も紹介されている。
“そのほか”では、亀戸天神社の「おいぬさま」や
波除稲荷神社の獅子頭、亀や狐などの神使もいくつか紹介。
撮影禁止の場所では、神社の許可を得て撮影した写真が
載っているのが貴重です。狛犬観察のポイントも親切。
ただ、年代別とはいえ神社別なので、同じ神社の違う年代の
狛犬たちも一緒に紹介されているのが、ちと紛らわしい。
それでも、たっぷり狛犬の写真が見ることが出来たのは、眼福。