【感想・ネタバレ】キミのお腹を満たすまで 単行本【電子版限定描き下ろし短編付き】のレビュー

葛原桂

「折角メシ喰わせてもらったし…タダってわけにもなぁ？」料理が好きな大学生・中島は、お腹を空かせた同じ学部のミキオに出会う。自慢の手料理を振る舞うが、ミキオの味の感想は「普通」とバッサリ…プライドを傷つけられショックを受ける中島。しかしミキオは思い立ったように「メシのお返し❤」と中島に迫りーー!?
これは友達? 恋人? それともセフレ? ミキオの「美味しい」を聞くため料理を作り、そのお礼は身体でもらうという不思議な関係がスタートする。心も体も満たしたいふたりの恋の行方とはーー。 ※単行本描きおろしコミックに加え、電子版専用描きおろしコミックのおまけがついた特別版です！

[リエ · ★★★★★]

お腹が空きます

大学の同級生同士。受けは寂しがりやのビッチ。攻めは料理好きのお世話好き。
ひょんな事から一緒にご飯を食べるようになった２人。綴蓋に鍋蓋の如くピッタリと身体の相性もよかったのか、セフレのような関係から想いを通わせるようになり、一緒に暮らす事になっていく。
あとがきの描き下ろしがすごくよい！！

＃ハッピー ＃ほのぼの ＃憧れる

[ブクログ · ★★★☆☆]

料理が好き（ただし独りよがり）な攻めとビッチな受けのセフレ？からの両想いにこぎ着けるまで。なんだけど攻めの独りよがり期間が長いので頻繁にえろってる割にはまったく萌えない。最終的にはハピエンえっちにいたりはするのだけど起承転結の転に到るまでがちょっとしんどい。そりゃどんだけ料理が好きでも食べてくれる人のこと好きになれなきゃ美味しいと思ってはもらえないわな。食事とえっちの等価交換なのだけどどっちも気持ちが伴ってないのでだいぶ味気ない。逆に言うと気持ちが伴いさえすればどっちも美味しくなる。そこに至るまでの紆余曲折のお話。