【感想・ネタバレ】歴史から学ぶ 相続の考え方のレビュー

あらすじ

日本では相続事例の実に8割が“争族”になっているという。
そのため、巷には損をしない、トラブルにならないための“相続ハウツー本”があふれているのだが、
そもそも「相続」とは何なのかを考えたことはあるだろうか。
相続を遺産分割・財産分与というお金の面だけ考えるせいで、争いごとが起こるのではないだろうか。
本書はこの「相続という行為」を、根本的な考え方や歴史、先人たちの例を引きながら、幅広く解説していく。
これを読めば、家族や一族の法的立場や関係性、税の歴史、徳川家康から太宰治、田中角栄など先人の相続話、
相続税と贈与税の存在理由と違い、次世代に遺すべきものは何か…相続のいろいろな側面が見えてくる。
「死に様は生き様」と言うが、相続は死に際して、その人の「人生を映し出す鏡」となるのである!

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Posted by ブクログ

相続に関する考え方の変遷や歴史が書かれた一冊。遺産の相続だけでなく、家督や一族の引き継ぎも記載されているのが勉強になる。

■現在の相続税の始まりは日露戦争戦費の調達が目的。
■第二次対戦中までは相続税率は低い。最大でも15%程度。
■第二次対戦後、GHQが出したシャベル勧告(日本の相続税及び贈与税に関する原則と勧告)で、富の集中抑制が図られる。相続税は55%になり富裕税も施行される。
■2013年の法改正で資産再分配の考え方が復活。

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2023年12月05日

Posted by ブクログ

当たり前のことを丁寧に解説されている。好感の持てる一冊。贈与税は111万円行い、1000円を申告納税するのが正しいそうである。

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2022年11月26日

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