【感想・ネタバレ】月冠の使者 転生者、革命家と出逢うのレビュー

あらすじ

女神カルギリアスに創造されたとされる島、灰の国(パイオン)。そこで稀に生まれる不思議な力を持つ者は『祝福持ち』と呼ばれ、中でも特に強大な力の者は女神の使者として教会に丁重に庇護される。その見返りに、祝福の力を行使して国を豊かにするのが習わしだった。しかし、二十年前に起きた内乱が女神の怒りを買い、島は『壁』によって二つに分断された。黒の国(マヴロ)で肉体労働をして暮らす青年レ・ジーンは祝福の力が使えたが、つましくも自由な暮らしを送っていた。だが壁の向こうの白の国(アスプロ)からやって来た青年ルーシャと出会ったことで、彼の運命は国を、世界をも巻き込み動き出す――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

異世界転生もの。
最初は謎に包まれているが、ジーンは司の魂が転生した姿で、体が転生した方には恋人のさおりが入っていた。

最終的に、コンプレックスとどう向き合うか、が鍵となっている。
さおりは自身の顔に激しいコンプレックスがあり、司(というかその母)になりたいと考えた末に心中をはかった。
司も自身の顔に激しいコンプレックスがあって、そこからの解放を強く望んでいた。

正直、自分の容姿にばかり人が寄ってくることを膿んでいた司が、さおりに自分のどこが好きか聞いた時に「顔」と答えられて、正直で好き!ってなるかどうかはちょっと謎だなと思った。
おもしれーやつじゃん!っていう感情だろうか?
自分だったら、お前もか…ってなるところだけど
顔が好きなくせに、「性格が好きだよ♡」って言わなかっただけ良かったということなのかな。

そんなこんなで司の容姿と、使者としての力を手に入れたさおりが暴走の限りを尽くし、それを止める、というのがメインのストーリーになっている。

使者が、時代の命題を負って降臨する、という設定や
それまでの使者と違いさおりは力を奪っていくタイプ、というのも面白い設定だと思った。本当、使う者によっては、一度吸収した力を増強させて返し、みんなの役に立つんだよ、という形で教え諭し運用することもできたと思うし。

自分も見た目が悪い部類だから、さおりのコンプレックスには共感できたし、抱えた恐怖や絶望もわかる。でもその最終目標が、全ての人を美で平伏せたい、というのは理解が重ならない部分だった。美醜は他人と比べてわかるものでもあるけど、最終的な美の実感は他己評価じゃなく、自分の理想にどれだけ合致してるか、の自己評価になるんだと思うから。結局さおりは、美しくなるというより、男女問わず自身のハーレムを形成したかっただけなんだなぁ、という評価だ。その手段に美があるだけなので、私的には「なんだ、そんな程度の思いなの?」と逆に思えるかも。

続編でまた新たな粘着質な変態が送り込まれそうだけど
続きは出るのかな…
個人的に好きな話ではあったので、期待しつつ

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

「祝福持ち」という力を持つ人の取り合い。そして力の均衡。だれがその力を持つものか。。みたいな。ファンタジーです。
これまた、読んだのがだいぶ前で内容を忘れてしまいましたがやたらと男のキャラが多くて若干お腹いっぱいだなぁと思いながら読みました。。
しかも続刊があるような終わり方でしたが、内容忘れてしまったので続刊出た際は再読せねばなりません。。

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2023年07月10日

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