【感想・ネタバレ】恋する画廊のレビュー

あらすじ

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白鳥と交わる美女。挑発しつつ拒む少女。官能の器官と化した裸身。名画のなかの官能的よろこび――。エロティックな名画に隠された「企みと欲望」を読み解く。

●目次より
情事の不寝番◇塔のなかの処女◇髪を結う魔女◇縛られた美女◇のぞかれた女神◇森のなかの好色漢◇蜜と月の美酒◇技巧的な指先◇女神たちのコンテスト◇スキャンダラスな白鳥◇優美な折られた首◇エロースの復讐◇月下のスフィンクス◇おそろしい鏡

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Posted by ブクログ

 ヨーロッパの絵画にはなぜ女性の裸体が多く描かれるのか、その謎にせまる試み。カラー図版豊富。各章ごとに二枚の絵画が取り上げられ、それらを描いた画家が女体に注ぐ視点を追いながら、著者自身の視点もそれに重ねられていく。男達の視線は欲望を抱えつつ、女達の皮膚の下、内臓そして胎内まで貫き暴こうとする。それは生と死の秘密を知ろうとする欲望であり、生殖の欲動であり、その先にあるのは、ホタテガイが真珠をはらむような、男性の関わりえぬ、生命の誕生。

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2023年08月29日

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