【感想・ネタバレ】進化の謎をとく発生学 恐竜も鳥エンハンサーを使っていたかのレビュー

あらすじ

進化しているのは形ではなく形作りであることが明らかになってきました.いったいそれはどういうことなのでしょう.進化発生学をもとに,動物がどうやって進化を続けてきたのかを分かりやすく解説します.はたして鳥は恐竜から進化したのでしょうか.キーワードは,「エンハンサー」です.謎を解明する旅に出発しましょう.

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Posted by ブクログ

設計図も無く、全くの偶然から進化してきた生物の仕組みは本当に驚きです。なぜ1つの受精卵が分割し、いつの間にか数多くの異なる器官や組織が出来上がる、その仕組みの素晴らしさを本書から知ることが出来ました。そのキーがエンハンサー。形づくりの仕組みです。
もしかしたらその考え方は色々なところに応用出来て、生命だけでなく例えば形が無い「企業風土」といったものがどのように形作られるかも説明できるかもしれません。そんな妄想を読後にしました。

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2023年07月13日

Posted by ブクログ

私の知らない概念や言葉がたくさん出てきたこの本が、岩波"ジュニア"新書であることの恐ろしさよ。
以下、記憶したい概念など。

◼︎皮膚派生物
 毛、鱗、羽毛、粘膜、毒腺など
◼︎気嚢
 鳥だけが肺に持つ組織で呼吸の効率性を高める
◼︎現生の動物で、鳥に1番近いのはワニ
◼︎馬の1本指は、人間の中指(3番)に該当
◼︎牛の2本指は、人間の中指(3番)と薬指(4番)
◼︎指番号のパラドクス
形態進化の観点では、鳥の前肢の番号は123で、獣脚類と同じだが、形態発生の観点からは234(4番の指が主軸に乗るという通説に基づく)で、獣脚類と異なるため、鳥類恐竜起源説に疑義をもたらす。
→著者は、①Mario遺伝子が肢芽の前方=1番の指に特異的に発現すると考えられること、②shh遺伝子を発現したZPAは45の指になることを前提に、鳥の前肢にはZPAはないこと、③オーストラリアンスキンクの例から主軸に乗る指は必ずしも4番ではないこと、の3点から鳥類恐竜起源説を主張。

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2026年06月21日

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