【感想・ネタバレ】イオカステの揺籃のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルから不穏。
毒親がテーマだなと思いながら読み進めたが、強烈やらじわじわやら嫌悪感のオンパレード…だめな父親のアホさかげんが箸休めになるほどでした。
私は血の繋がりは最強の呪いやと思っているのでまんまその典型ですね。
異常な親にはその親が居るわけですから結局誰が悪かったん?ってなります。それに巻き込まれた人がただただ不憫。
本当にトラウマレベルの嫌な話です。が、関西弁のおかげか内容はスルスル入りとても読みやすかった。家族関係に問題ない人にはおすすめです。


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2022年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2022/09/09リクエスト 4

この恐ろしさは、味わったことがない。
イヤミスというレベルではない。

建築家・青川英樹は、バラ夫人と呼ばれる美しい母に育てられる。
仕事のダムと蕎麦が好きな仕事人間の父。
母に反抗的に生きる妹。
英樹の妻が妊娠し、生まれてくる子が男だとわかった途端、バラ夫人である母がおかしくなっていく。

登場人物が、親や子に通常では考えられないような感情を抱く中、一番狂っているのは、バラ夫人である恭子ではなく、恭子を出産してからずっとつらく当たってきた、その母親だった。この母娘関係は読んでいて、とても苦しいものだった。娘に、いやらしいこやね、そんなこと言うものか?そんな一言では、説明の付かない、様々な事柄が恭子に歳月をかけて注入されていく…
加害者が元は被害者だった。その連鎖。

恭子の死後、平和な家庭を取り戻すようにも見えるが、それさえも不気味。

英樹の妻である美沙の今後は大丈夫なのか。
美沙の母親も、これまた何を考えているのか不明。
英樹の妹である玲子は、母親の恭子にパートナーを殺されかけた。そしてパートナーである完はこれから起こる、いま起きていることを覚えていられない、そんな障害を持ったまま、玲子は共に歩んでいこうとしているが、やっていることは、母親の恭子の生き写しのよう。

唯一、まともな登場人物は、英樹の会社に勤務するシングルマザーの橋本さん。言うことがいちいち正論で、物事の真実をついている。

最後まで救いのない話だった。
かなりの重量の本だけど一日で読み終えた。

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2022年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遠田作品はとにかく主人公が不幸を背負いすぎてるのがウリ?なんだけど、本作はそうでもないかなーっと読み始めたら甘かった。。
最初は美沙のお腹の子供に執着し過ぎる恭子、不倫相手に捨てられてストーカーする誠一、夫婦でヤバイしこわーって思ってたけど、もっともっとヤバかったのは恭子の母親だった。。
恭子の母親の言動・行動がもう、、異常すぎて、、読んでて気持ち悪くてまじで吐きそうだった。。
そりゃあんな母親とずっと一緒にいたらおかしくなるよな。。
恭子の母親はなんであんな人間になってしまったんだろう、恭子の父親もなんであんな人と結婚したんだろう、そこはもう少し掘り下げて欲しかったな。
最後まで読んで、美沙も子供をかわいいと思えないし、玲子も呪いにかかりそうだし、救いが無いから読後感も悪いしモヤモヤしてとても疲れた。。
私の中では遠田潤子がイヤミスの女王だわ。

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2023年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

老眼のせいか、遠田さんの本だからか、ずっと折檻って読んでた。てへんしか合ってないのに。恭子が同年代だって思いながら読んだ。死んじゃうのは、なし。

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2023年03月16日

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