あらすじ
心身と人生に甚大な影響を及ぼす「子どもへの性暴力」。
保育所、幼稚園、学校、児童養護施設、塾…
あらゆる場面で子どもを被害者にしないため、
加害者治療に携わってきた精神科医が
子どもへの性的嗜好から加害の傾向・対策まで徹底解説します。
盗撮、デジタル加害など新たな手法も収録。
教育現場で使用されている、著者監修による加害の危険度を調べる
自己チェックシートも掲載しています。
2022年4月に施行された「教員による児童生徒性暴力防止法」対応。
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Posted by ブクログ
読みやすかった
文字数もちょうどよくとてもいい
加害側重視だが、被害側についても多少が書かれていてわかりやすかった
医学的な事・専門的な事まで学べる
Posted by ブクログ
これは是非とも、親、教員、保育士、医師、看護師、心理職、児相職員、児童を対象とするあらゆる施設の職員等々、子どもと接する機会のある全ての人に読んでほしい。
本書は130ページ超と分量は少なく、あっという間に読めてしまうが、内容は具体的でコンパクト、かつ、性被害に関わる(加害も含めて)全ての事案に必要な、基本的だけれども最も重要なポイントが過不足なく、また平易な言葉で書かれている。著者は精神科医であるため、医学的側面からの記述と断っているが、いかなる立場の人が読んでも、大変に助けになる内容となっている。
巻末の参考情報も充実しており、相談先リストだけでなく、関連法令も関わりの深いところが抜粋して掲載されていて大変参考になる。学校など、子どもが集まる施設では有用な情報なので、いつも置いておいてもいいかもしれない。
あらゆる子ども関連の職員の必須研修として、このくらいの内容を実施してくれたら、と切に思う。