あらすじ
本書は、本田美奈子.さんの生涯のメモリアルでもあり、美奈子さんの生き方を尊び、読者に生きることの大切さを教えてくれます。また同じ病と戦う人たちに生きる希望を与え勇気づける、熱い応援のメッセージでもあります。母親の肉声や、親しい交流のあった芸能界の友人たちの証言はもちろんのこと、これまで決して表に出ることのなかった主治医の貴重な証言を収録しました。その生い立ちから永眠までの38年間の軌跡を追った、渾身のドキュメンタリーです。
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Posted by ブクログ
数年前にNHKスペシャル「本田美奈子~最後のボイスレコーダー」を観て、打ちのめされたような気持ちになった。以来、何か辛いことがあるとふと、本田美奈子のことを思い出したりしていた。
何故本田美奈子はあのように振る舞うことができたのだろうかと不思議で、その理由が知りたいと思ってこの本を買った。
読み終えてみて、その答えはこの本にはなかった。あるいは、見つけられなかった。パーソナリティの問題なのだろうかとも思うが、きっと、それだけでは片付けられない何かがあると思っている。
まだ私には、それは到底届かないことだけは、はっきりしている。
「わたしは太陽が大好きです」という彼女の言葉は、彼女の生き方の本質なのではないかと思います。歌と、舞台と、そして病と戦ってきたなかで、自分の生き方の哲学を、深く確立していた人なのではないかと思うのです。この人はは私にとって、探し求めていたroll modelなのだろうと考えています。