【感想・ネタバレ】アンゲラ・メルケル演説選集 私の国とはつまり何なのかのレビュー

あらすじ

ドイツ初の女性首相として2005年から16年にわたり政権を担ったアンゲラ・メルケル。旧東独出身の物理学者らしく、派手なパフォーマンスはほとんどせず、事実に即した淡々とした言動が特徴的だった。本書は、彼女の幾多の演説の中から特に印象的な3編を、旧東独の老舗出版社編集長が厳選した選集である。日本版には豊富な訳注と解説を追加し、激動の世界情勢におけるメルケル政権、そして統一ドイツの在り方を振り返る。

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Posted by ブクログ

ドイツ人でもないのに、ちょっと感動した。日本の政治家でここまでしっかりした言葉を持つ人がどれほどいるだろうか。

「私たちが民主主義を必要としているのと同じく、民主主義も私たちを必要としているのです。」

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2025年06月02日

Posted by ブクログ

"ドイツがドイツ史における道徳的大惨事に対する永続的な責任を認めること によってしか、これからの未来を人間的に形作ることはできません。言い換えるならば、 人間性は過去に対する責任からはぐくまれていくのです。"
(2018.3.18 Die Staatsräson meines Landes)


"出逢いに臆病にならず、お互いに興味を持ち、自分のことについて語り合い、 違いを認めてください。 これが31 年間にわたるドイツ統一からの教えです。"
(2021.10.3 Was also ist mein Land?)

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2022年11月11日

Posted by ブクログ

私の国とはつまり何なのか?「私の仕事とは?」とか「私自身とは?」というように切り口を換えて、折に触れ自分のなかに問いをたてて考えていこうと思いました

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2022年10月30日

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