【感想・ネタバレ】ディズニーヴィランズ もうひとつの『ピーター・パン』 キャプテン・フックの誕生のレビュー

あらすじ

ディズニーヴィランズの「秘められた過去」を描いた人気シリーズの第3弾が登場です!

ディズニーヴィランズとは、ディズニー映画の主人公たちを傷つけ苦しめ、陥れる悪役たちのこと。

彼らはいつから悪の道を歩み出したのでしょうか?
誕生した時から? いいえ、そんなことはありません。

元より、少しだけ人より欲や誰かを羨む気持ちが大きかった彼らが、
ヴィランになるまでには、それぞれ秘められた過去の出来事がありました。

第3弾は「ピーター・パン」の悪役・フック船長のおはなしです。

ピーターパンの宿敵、フック船長が、鉤爪の義手になる前、まだジェームズと呼ばれていたころ……。
イギリス上流階級の名門校に通っていた彼は、ある出来事から人生が一変。
酒場で出会った女性・シェリーに誘いにのり、海賊船で働くことになります。
持ち前の賢さから船の上でもどんどん頭角を現していくジェームズは、新入りとして船に乗り込んできた一人の女性・リエラと出会います。
シェリーとリエラ、魅力的な二人の女性の間で揺れ動くジェームズは、自分の人生を取り戻すため、ある壮大な計画を立て……!?

青年ジェームズが、どうしてキャプテン・フックと名乗るようになったのかはもちろん、
ピーターパンやティンカーベルとの出会いや、ネバーランドを知るに至ったきっかけなども描かれており、
『ピーター・パン』のファンならぜひ読んでおきたい一冊です。


本文・1色・192ページ
カバー付き、総ルビ
小学校中学年から

・この本は「Disney Villains HAPPILY NEVER AFTER Gastone」を小学生のお子さまでも読めるように翻訳・再構成したものです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

“ポントゥスの剣“を巡り、見つけたら金持ちになれるしピーターパン(金時計を盗み、フックの両親を見殺しにしたも同然とみている)とも再会出来るだろうとフック、伝説を信じてお宝を夢見る女海賊・シェリー、ネバーランドの魔法の外壁(外の世界から存在が見えなくなる壁)を直すために剣が必要なラウリカ国の王女・リエラ(人間ではなくサイレンという生き物。陸の上では人間に近い姿になる)、鍵を握るスミー(両親や祖母の話も登場)。

フックの両親の死があっさりすぎる。妖精やピーターパンなら助けられたはずなのに助けてくれなかった、として恨むフック。
金時計を盗むし、遊ぶことしか考えていないピーターパン。
時折登場してはフックを手伝ってくれる妖精ブリンクはどうゆう存在なのか???謎。

本編中でポントゥスの剣の話がやたら出てくる割には、結末ではあまり存在感がない。
ピーターパンもただのろくでもない奴。
スミーやスネイクらの個人的な事情話が割と面白くて良かった。映画ではのんきな雰囲気のスミーだが、若かりし頃、或いはいざという時はこんな感じでもいいじゃないか。

表紙のフック船長の姿を思い浮かべながら読む本では無い。フック少年、あるいは青年の絵が欲しかった。

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2024年10月22日

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