【感想・ネタバレ】蝶と帝国のレビュー

南木義隆

20世紀初頭、帝政末期のロシア。時代の悪意に翻弄された一人の女性の愛と復讐を、新鋭が描破する。「百合×歴史×SF」傑作長篇。

[ブクログ · ★★★★★]

帯にある通り“ロシア×百合”だった。帝国が終わりに向かう時代のあの空気感が好き。「世紀末の魔術師」のせいかな。同志少女といい、百合を惹きつけるものがロシアにはあるのかしら。