あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
キリンの声、ゾウの鼻、ナマケモノの背脂。動物界の「あたりまえ」に、大発見をいざなう「ニュートンのりんご」が隠れている。
研究者の本気と子どもたちの好奇心の間に「想像力の虹」をかける、素晴らしい絵本!
――茂木健一郎(脳科学者)
実はキリンはほとんど声を出さないことがわかっている。
でも、なんで声を出さないのかはわかっていない。
なんでだろう?
他の動物も人間も、声を使っていろんなことを伝えているのに、なんでキリンは声を出さないんだろう?
もしかして、あのツノからメッセージをだしてるのかな?
ポーズで気持ちを伝えているのかな?
世界には、わかっているようでわかっていないことがいっぱい。
「わからない」を「わかった!」にする第一歩は、「もしかして〇〇だから?」と自由な発想で仮説を立て、検証することから始まります。
京都大学の野生動物研究者による監修で、これからの予測不可能な時代を生きる子供たちに必要な「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界は、「わかっていること」もあるけど、「わかっていないこと」も、それ以上にたくさんある───という、ふだん忘れがちなことを思い出させてくれる。
きりんが声をほとんど出さない理由も、ゾウの鼻が長い理由も、ユキヒョウが世界でいちばん高いところに住んでいる理由も、実は人間にはわかっていない。
わかってないことって、ワクワクするよね。
なんだって、すきなように、じゆうに考えたっていいんだよ、と思う。
頭の中に高原の涼しい風が吹いてくるような、爽やかなきもちになる絵本。
少しとぼけたユーモラスなイラストも良き。
Posted by ブクログ
動物の分かっていないことについて、科学的な可能性をいろいろ出しながら、哲学的なところにたどりつくのが面白い。
考えることの楽しさと、すべてが科学で説明できないことの不思議さと、子どもたちに読んでもらいたいな。
全部読むと10分くらい
Posted by ブクログ
分かっていることより、分かっていないことが多くて、分かってないことは、なんで?どのように調べるの?と考えることができる内容。この一冊だけでも分かってないことが、いっぱい登場するので、その解答が気になるけれど、それを自ら考えてみるきっかけになれば良いかなと思う。
Posted by ブクログ
子供向けだけど、問題提起と仮説が論理的。「キリンがなかないのは、かぜのおとを静かに聞いていたいのかもね」というフレーズにうるっときた!
Posted by ブクログ
わかっていないことがたくさんあって面白かったです。
ふしぎに気づく感覚を子どもたちに持っていて欲しいな…としみじみ思いました。
それぞれの動物の「もしかして」がやや長く感じたので、全て読み聞かせするよりもブックトークで」紹介したいなと思いました。
Posted by ブクログ
わかっていないことをテーマにした絵本。わかっていることを伝える本がほとんどである中、わかっていないことを伝えてくれる貴重な存在。動物たちの未解明な疑問に対する予想が少し科学から離れているのは気になるが、わからないことを面白がる視点は子どもたちにぜひ身につけてほしい。
Posted by ブクログ
4歳以上
メジャーな動物でもその生態について解明できていない事項がある、というは大人の私
でも発見でした。
絵柄、色彩、テーマの全てでセンスの良さを感じる絵本。
続編を希望します!