あらすじ
巨漢の50代イタリア人男性が、日本出張のたびに、清楚な素人女性のお持ち帰りに成功する理由とは。セクシーなエリート・エンジニアがつく、妻にバレバレの嘘とは。既婚イタリア人女性がセックスしたいと思っている相手のトップは? 通訳歴30余年、アモーレ(愛)の国イタリアで、著者が見聞したおかしな夫婦や恋人たちのエピソード満載。愛の向こう側に豊かな文化が見えてくる、人生を楽しみつくすオトナのエッセイ集。解説にかえて、故・米原万里さんとの対談収録。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
いや~、面白かったです。
コレを読んでいるとイタリア人って男も女も老いも若きも、み~んな浮気ばっかし。ホントに“イタリア的恋愛”をススメちゃっていいのか?(笑)
女性にマメなのはいいケド、その先で怒濤の浮気嵐が待っているんなら、「この人ったらも~鈍くてガッカリ」くらいの方がいいなぁと思うのは、やっぱ私が日本人だからか。
でも最近は、米原万里氏がロシアもそうだと書いていたけど、イタリアも英語・英語圏の文化に席巻され、大分様子が変わって来ているんだとか。
グローバリゼーションって言えば聞こえはいいが、結局“英語”に支配され、色々な国々の特色が塗りつぶされて行くんだとするとイヤだなぁ。日本語なんて100年後くらいには、学校の授業くらいでしか話されない言語になっちゃうかもね。
あとがきでずっと米原万里氏の事について書かれていましたが、しんみりしました。さぞかし寂しいだろうなぁ……。私でさえもこれ以上彼女の著作が読めないと思ったら寂しいんだから。