あらすじ
涼宮ハルヒが暇を持て余してたらそれこそ天地が逆になる騒ぎだろうが、むやみに目を輝かせてるのも困った状況ではある。それというのも生徒会長なるお方が、生徒会はSOS団の存在自体を認めないなどと言い出しやがったからで、意外な強敵の出現にやおら腕章を付け替えたハルヒ“編集長”の号令一下、俺などという苦行の真っ最中なわけだ。天上天下唯我独占「涼宮ハルヒ」シリーズ第8弾!
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長門の幻想ホラーが見どころ
文芸活動と怪奇事件解決ものの2編を収録。
文芸部廃部を阻止するために、ハルヒ達が会誌発行を目指す「編集長一直線」それぞれキョンの恋愛小説、長門の幻想ホラー、朝比奈さんの童話が楽しめる。古泉の小説指南的なシーンも少しあり。
不思議現象に取り憑かれたクラスメートの愛犬を助ける「ワンダリング・シャドゥ」これは長門の活躍が勝利の鍵となる。
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●編集長★一直線
SOS団が使用している部室は元々、長門が所属している文芸部のものであり、新生徒会長から文芸部として文芸誌を発行するなど活動らしい活動をしないのなら文芸部を停止扱いとし、SOS団も部室から追い出すぞと言われ、やってやろうじゃないとハルヒ。そんな生徒会長の横には秘書として見覚えのある喜緑さんの姿が。
新生徒会長のキャラクターがなかなか、キョンも好きになるように面白い。挿絵の登場も多く、様になっている。裏事情として、新生徒会長は機関の外陣(いかにも力に物を言わせる悪徳生徒会長に相応しい容姿で古泉らに選ばれ、裏で資金を駆使して新生徒会長に。性格も丁度良かった。)、秘書は長門の監視役(最初から秘書だったかのように情報操作された可能性があるが、気づいたら秘書として存在していた。長門と同じではないが、朝倉とはまた異なる穏健派に所属する)。ハルヒのくじにより、SOS団各位の執筆テーマが決まる。一番の笑いどころはキョンの恋愛小説だったが、ハルヒがここぞとばかりに馬乗りになってオチを求めるやりとりが面白い。肝心のオチはミステリーのどんでん返し的な設定で、そりゃないぜキョンと突っ込みたいが、それでもキョンが恥じているのだから貴重なエピソードである笑
古泉の分析によるが、ハルヒがキョンの過去の恋愛体験や恋愛観を知りたがっていること自体が面白い。
みくるの童話は無難な面白さだったが、長門の幻想ミステリーは大量の分子の1つに過ぎなかった自分の過去を意味深に書き綴っており、有希という名前が雪に因んでいるなど、考察の余地あり。
●ワンダリング・シャドウ
ハルヒキョンと同クラスの女生徒・阪中がSOS団に幽霊探索の依頼。飼い犬のルソーが、散歩コースのうち特定の場所へ行くのを嫌がるようになり、多頭飼いの家のマックスという犬も同じ散歩コースを使っていたが同じく嫌がるようになった上、先日からぐったりと体調が悪いらしい。調査後日、ルソーも体調不良に。
ハルヒがルソーをジョン・ジャック(あるいはJ・J)呼びや、マックスをマイキー呼びしているのが独特。
結果的に地球外生命体が憑依した結果らしく、長門、古泉、キョンが共謀してお祓いと称し、長門に地球外生命体の活動停止と共に(有益な生命体なので、情報統合思念体的には抹消が許されないらしい)、今後何か起きた時に対応できるようシャミセンに移すなどの処理をしてもらう。
猫が何も無い空中を見つめるという猫あるあるも交えつつ、ある意味で幽霊とは地球外生命体ということで、SF的落ち。
Posted by ブクログ
シリーズの箸休め的な、平和な日常の物語。中編2本で、ひとつは文芸部っぽい活動をするお話で、もう一つはクラスメイト(と、その飼い犬)のためにSOS団が一肌脱ぐというお話。生徒会長や、クラスメイトなど新キャラが出てきたけどいい味だしてるし、会長に至ってはかなり魅力的なキャラ。これまであんまり上級生絡みの話がなかったので、新鮮でよかった。
良かった
今回は、学校内の自分達の居場所を守るために、ご近所のトラブルを守るために、ドタバタ劇が始まります。いつものように微妙に推理仕立てで、でも、今回は話がゴチャゴチャ入り組んだりしません。すっきりしています。その分、盛り上がりに欠けるかもしれません。
Posted by ブクログ
"編集長★一直線"と"ワンダリング・シャドウ"の2本の短篇集④。
1作目はただのキャラクター小説だった。
面白くないというわけではないが。ないが。。
で、2作目がすごい良かったと思う。個人的には涼宮ハルヒシリーズ全作中一番好きかもしれない。
宇宙を漂う非有機のケイ素系生命体なんて如何にもSFライクで胸が萃まりますね!ぜひこのテーマで別シリーズで良いので長編を書いて欲しい、と願ってやまないです。