あらすじ
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吟遊詩人デデ・コルクトが狂言回しとなって語られるトルコ系オグズ族の英雄物語集。アナトリア東部(トルコ、イラン、アゼルバイジャンにまたがる地域)の口承伝承が凝縮された稀有の書。
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Posted by ブクログ
中央アジアからアナトリア辺りに存在したトルコ系遊牧民オグズ族の民族叙事詩。想像上の吟遊詩人デデ・コルクトによって語られるという体裁を取る。
アゼルバイジャンの小説家カマル・アブドゥッラの「欠落ある写本」を読み始めたら、これがデデ・コルクトの書の異写本を見つけたという話で、元のものを読んでいないとどうもピンと来ないので、読んでみた次第。知識が西欧、せいぜい中国に偏っていて、中央アジアとかイスラム系の話はよく知らないので、いい経験。
遊牧民の家族、男女関係が面白い。結構女性強いです。