【感想・ネタバレ】おにのまつりのレビュー

あらすじ

毎年8月に岡山で行われる、よさこいの一種「うらじゃ」。コーチ役として地域の踊り連への参加を頼まれた中3の由良あさひは、学校では関わることのなかった“問題児”ばかりの4人の同級生と出会う。踊りの練習を重ね、温羅(うら)伝説について知るうち、5人は少しずつ理解し合い、それぞれの抱えるトラウマを乗り越えていく--。

あさのあつこ氏、推薦コメント
うらじゃの熱気と五つの若い魂の熱がぴたりと重なり、読みながら心が震えっぱなしでした。
夏が始まる。うらじゃが始まる。熱い物語が幕を開ける。

小学上級・中学から

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これもオムニバス的な構成。おにいが亡くなるところからスタートし、普通じゃない、辛いことを抱えた中学生の話。良い話だが、良い話にするには何か辛いことを入れないとだめなのか。

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2022年11月15日

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岡山県で行われるうらじゃ祭り。桃太郎伝説のもとになった温羅という鬼の魂を天上に還す祭り。ある中学の内申点低めの生徒の救済措置のため作られたうらじゃプロジェクト。内心点に若干問題のある生徒4人が集められた。ごく普通に中学生活をおくるあさひがなぜか、うらじゃの経験があるというだけでうらじゃプロに召集されリーダをまかされた。うらじゃ祭りが大好きだった兄の死に蓋をし、自分の感情を殺し親とすれ違い自分を欺いてきたあさひ。うらじゃプロに集められた4人の仲間たちと何もかも忘れ一心不乱におどるあさひに涙がとまらなかった。あさひを除く4人ともそれぞれに悩みとか問題を抱えていてうらじゃプロジェクトに関わるうちにお互いに仲間として認めあえる関係になってゆく。実際はそんなにうまくいくものではないということは分かっているのだが、温羅にまつわる話とうまく融合させ、そうじゃ祭りに来ている観衆も巻き込み、みんなで総踊りを踊る。誰の心の中にだって、鬼がいる。何もかも忘れて、悲しみも怒りも全部、踊りに乗せて天に還せ。泣けばいい、怒ればいい、いい子じゃなくてもいい、鬼も人も。最後は感動しかなかった。

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2022年10月23日

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久しぶりの児童書♪最後は涙涙涙でしたが、良かったー♪うらじゃ踊りは、小学校の運動会でよくみかけましたが、こんな物語があるとは。
読みながら、頭の中でうらじゃの歌が流れ続けて、読後は踊りたくなりました^ ^
登場人物達のその後が、すっごくきになります。みんな幸せになっていてほしいなー。

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2022年09月09日

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中3のあさひは、先生に強引に頼まれて、鬼の祭りの踊り「うらじゃ」を踊る「うらじゃプロ」にコーチとして参加することになる。そこには様々な問題を抱えた4人がいた。あさひを含めて5人でうらじゃの練習をする中で、お互いの想いを少しずつ理解し合うようになる。うら伝説について知り、体を動かしてうらじゃを踊るうちに、心の奥底に悩みを抱えていた5人が元気になっていく様子に感動した。

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2025年09月23日

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中学生におすすめしたくて天川栄人さんを読み始めた。登場人物がみんな優しくて、可愛くて、それぞれ悩みや歪みを抱えていて、でもそれでひねくれきらないところが愛しい。他の作品も読もうと思う。

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2024年07月24日

Posted by ブクログ

おにのまつり、うらじゃ。岡山といえば桃太郎だよね。章も桃、雉、猿、犬だもんなぁ。
誰の心にだって鬼がいる。それでもみんな生きている。鬼は悪いもの、じゃなくて、うまく付き合っていくものなのかもなぁ。
最後の総踊り、あさひが気持ちを言えたところ、ウルッときた。お母さんからの「大丈夫じゃなくて大丈夫」がまた…。大丈夫かって聞かれて大丈夫じゃないっていうの、勇気もいるし、大丈夫って言えば自分に言い聞かせられる気がするもんな。気持ちを殺すんじゃなくて吐き出す勇気も大切なんだな。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

児童書。
「うらじゃ」という岡山に伝わる鬼の踊りのお祭り。
中学校から参加することになった五人が、それぞれの心の中の鬼と向き合う姿に成長を感じた。
先生に言われて仕方なしに始めたバラバラの五人が、お互いを認め合い仲間になっていくところもいい。

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2022年09月14日

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