あらすじ
【田園暮らしのミステリ作家vs美貌の歴史ミステリ作家】
ドラマ化&柴田錬三郎賞受賞の大ヒットミステリ、待望のシリーズ新作登場!
ミステリ作家の三馬太郎が自然豊かな八百万町ハヤブサ地区に移り住んで数年。地元消防団の一員としても忙しい毎日を過ごすうち、とある文学賞にノミネート! 最大のライバル候補は、今をときめく美貌の歴史ミステリ作家・北原未南。だが、未南に不可解な疑惑が持ち上がる。
一方、八百万町では、ある若い女性が我が子を残して川から水死体で発見されていた。事件の真相を探るうち、太郎は町を揺るがす巨大な疑惑に巻き込まれて・・・・・・。
【集英社創業100周年記念作品】
■著者プロフィール:
池井戸 潤(いけいど・じゅん)
作家。1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で直木賞、23年『ハヤブサ消防団』で柴田錬三郎賞を受賞。
主な作品に「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『ロスジェネの逆襲』『アルルカンと道化師』ほか)、「下町ロケット」シリーズ(『ガウディ計画』『ヤタガラス』ほか)、『シャイロックの子供たち』『空飛ぶタイヤ』『民王』『七つの会議』『陸王』『ノーサイド・ゲーム』『花咲舞が黙ってない』『アキラとあきら』『俺たちの箱根駅伝』『ブティック』がある。
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美貌の歴史ミステリ作家 北原未南。彼女の作品は、がんにより無くなったアマチュア作家 深田春子の原稿をぱくったものだった。
しかし深田春子は未南の実の母親であり、これを世の中に出さないわけにはいかないという強い思いで、このような手段に出たことがわかる。
血の繋がり、世の中へのメッセージ。そして池井戸潤らしい腹黒いキャラクターと勧善懲悪が詰まっていた。
Posted by ブクログ
ハードカバーの値段2200円。何年も前に比べて本も少しずつ値上がりしたなぁと思いながら購入。本を読み進めて行くうちに、物価高のこの時代にこの値段でこんなにも熱中して楽しい時を過ごさせてくれるこの本の素晴らしさに敬意さえ抱きました。また何ヶ月かしたら再読しようとワクワクしています。
Posted by ブクログ
面白かった〜!あっという間に読み終えた。
前作は面白いけど、唸るほどではなかったが、今作は良かった!
ヒロインは変わったものの、太郎や消防団は変わらない。
若いシングルマザーが川で遺体で見つかる。車も。そんな不穏な感じと共に胡散臭い新町長、盗作疑惑の美人作家と、今回も不穏な空気ぷんぷんさせて話が進む。面白い!
新人賞を太郎と美人作家で同時受賞なのに向こうばかりチヤホヤされていたり、でも美人作家自身は太郎を尊敬しているような口ぶりだったり、もやもやだけではないけどすっきりしないような感じ。
結果事件は解決するけど、いろいろ思うところはある、でも何故かすっきりする。
最高のエンタメだ。
きっと太郎は池井戸潤さんのような作家なのだろうな。
Posted by ブクログ
面白かった。さすがの描写力で、八百万の美しい風景や人びとの姿が浮かび、読み進めるうちにどんどん引き込まれ、気付けば事件が解き明かされていくのは前作同様。前作よりも緻密なストーリーで、かつ著者自身の筆が乗っている感じがした。
Posted by ブクログ
前作は読んでおらず、ドラマで観たのが幸いなことに、キャラクターが活き活きと想像できて楽しい読書体験。
作中に表現される小説の舞台が大好きなので、実在したら読みたいな。
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面白かったです。ハヤブサ消防団の面々がドラマと演じた俳優さん達の顔が浮かんできて、一層楽しめました。
話女流作家の盗作疑惑と、女性の車での水没自殺?事故?事件?と二つの事件が起こるのでどう繋がるのかなと。
今作も中山田さんのキャラが良いですね。太郎もすっかり村の人間になっちゃって、ほっこりのびのびが伝わってきます。
ハヤブサに新たな町長がやってきてなんやかんやと掻き回す感じ。でもなんか怪しいので、太郎が色々探りをいれてみるわけで。
女流作家の祖母の時代からの、絶対に伝えなければない使命感が胸にきゅっときました。あの満州国での出来事、、、。
私の父親は幼くして満鉄の少年機関士としていってました。終戦になり命からがら日本に戻ってこれました。
父はあまり満州での事を語らない人だったのでちゃんと話を聞いておけば良かったと後悔してるしだいです。
だからかな、小説の舞台が満州だとちょい思いいれが入ってしまいます。
最後はちゃーんと勧善懲悪でスッキリ。
読み応えのある作品でした。
Posted by ブクログ
色んな人生があるなと。。。
もし、自分がそんな人生だったとしてそんな生き方をするだろうか?
そんな大きなストーリーがありつつも、街中での様々なストーリーがいろいろちりばめられていてすごく最後まで楽しく読むことができる作品です。
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八百万町に移り住むミステリ作家・三馬太郎が、消防団の一員として、川へ転落した車から流された女性を引き上げることから話は始まる。
それは自殺とは考えられず…事故なのか、それもわからないまま…
町長選挙でIT企業社長の浅井素基が八百万町長になってから、不正疑惑や二度の火災。
素基の父である史章の歴史保存会主催での講演会で会った北原未南の盗作疑惑。
いろいろなことが、太郎の周囲で巻き起こるのだが、それを警察任せに出来ずに自ら動き回り、編集者である中山田に注意される。
そう言えば、前作でも首を突っ込み過ぎるなと言われてたような…
前作よりは、ハヤブサ消防団としての活躍少なかったが、それなりに情報が入ってくるのは田舎暮らしに順応しているからだろうと感じた。
町長絡みの問題や浅井家との繋がりでの北原未南の盗作疑惑など、気になるところが満載で一気読みするほど夢中になってしまった。
今回で2作目となったが、これもシリーズとして続いてくれたら嬉しいな。
Posted by ブクログ
「ハヤブサ消防団」の続編。
今回も、「田舎あるある」をたくさん散りばめながら、田舎に移住したミステリ作家三馬太郎が、美人作家の模倣疑惑と、町長の談合疑惑の2つの謎に挑む。
やはり池井戸さんの属する作家側の視点が興味深い。「待ち会」と称して居酒屋で消防団が飲んで受賞の知らせを待っていたり、作家と編集者の上下関係だったり。
そして、前作のドラマ化の影響で、太郎が「中村倫也」、中山田が「山本耕史」に近い感じで描写されている気がしてくる。前作、ドラマを見る前は、なんとなく太郎は山田孝之、中山田は濱田岳のイメージで読んでたんだけどね。
Posted by ブクログ
いや〜、まさか「ハヤブサ消防団」の続編が出るとは思ってもみませんでした!油断してた!
もちろん、同シリーズの前作も面白かったけど、「続編出るぞ〜」感がなかったもので。
続編となる今作も、「主人公力」が無い、どこか頼りないミステリ作家の太郎君が身の回りの起きる事件を解決していく物語。
刑事でも探偵でも倍返し銀行員でもない、作家の太郎君ならではの事件解決までのプロセスが、時にモヤっと最後はスッキリする感じが堪りません。
前述通り、今回の続編にはビックリしましたがもう驚きません!是非、ハヤブサ消防団シリーズの続編お願いします!
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面白かったです!私としては、前作よりよかったです。
殺人、汚職、盗作…、いろいろなことが絡み合っていて、それらを解決する礎となるのが消防団の絆と魂。
ドラマ化されたら観よう。
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面白かったです♪
読後感が良い本がやっぱり好き。
普通、ここで終わるかなというところから、つまり「最終章」に充分なストーリーがあって、この作家さんのファンになりました。
これは、余談になりますが、
〇〇開拓団について、自分なりに調べようと思ったことがあり、その難しさの一端をここにも垣間見ました。
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前作も面白かったが、さらに上回る面白さだった。
八百万町は小さな町なのに、話題に事欠かない。
まずは町長選挙があり、若手IT企業家が名乗りを上げる。新町長は町民から厚い期待を寄せられている一方で、パワハラや汚職の疑惑も見え隠れする。
太郎の作品は文芸賞にノミネートされ、同じくノミネートされた美人小説家は、ハヤブサに縁があったり、盗作疑惑があったりと、謎めいた存在だ。
事件も起きる。若きシングルマザーが川で遺体となって発見されたり、放火犯は捕まったはずなのに、不審火による火災が続いたりする。
こうして一見バラバラに見える出来事が、実は一本の糸でつながっていて、ラストで見事に回収され、一つの物語を織りなしていく。風光明媚なだけではない八百万町の素顔と、町を守るハヤブサ消防団の活躍からは最後まで目が離せず、一気読みしてしまった。
前作もそうだったが、このシリーズを読むと、鶏ちゃんと揚げを食べたくなってしまう。居酒屋さんかくにも行ってみたい。いつか聖地巡礼をして、物語に登場する味を実際に味わってみたいものだ。
Posted by ブクログ
ハヤブサ消防団の続編ということでさっそく読んでみた。ドラマも見たので、読みながら登場人物が映像で思い浮かんできて入り込みやすかったかな。
今回も田舎で暮らす作家が消防団の仲間との仲を深めながら事件を考察していく。
落ち着いた暮らしっぷりに好感がもてる主人公だけど、なにより編集者の中山田がいい味を出している。
Posted by ブクログ
モデルとなった地は私の故郷とも近く
懐かしさを感じた。
田舎って人口少ないが故に濃密にいろんなことが起こる。
忘れてはいけない日本の歴史。
深田春子の想いを世に届けた未南は素晴らしいと思う。
Posted by ブクログ
「ハヤブサ」続編が出るとは思ってなかったのでウキウキで読みました。
相変わらず読みやすく、よく作られており最後もしっかり収まっていて満足!
ドラマ版の、中村倫也の三馬太郎、山本耕史の中山田がしっくりハマり役。他のメンバーもそのまま続投で脳内再生されたため読みやすさが加速されます。
追加の登場人物の脳内配役は、
浅井史章-----小日向文世
浅井素基-----竜星涼
島岡修六-----高橋一生
北原未南-----広瀬すず
浅井秋子-----真飛聖
飯村多映-----奈緒
浅井親子はVIVANT鑑賞の影響があって。中の人ってよりシンチャァーーン(新庄)がハマる。
北原未南は作家の川上未映子をイメージしていたのだけど、今作もドラマ化するなら寄せた年齢の俳優で、という感じで。
移住して数年経ったからか、田舎ならではの習俗や自然の脅威、周辺住民のクセ強にも馴染んで、もうすっかりハヤブサ民として溶け込んでいる三馬太郎。
前作に比べると、the消防団の見せどころ!や消防団仲間とのワチャワチャが格段に減り、作家三馬先生の謎解き捜査ごっこが多く描写されます。担当編集者や警察署長に「ほどほどに」と言われてもその手を緩めません。本業の執筆もまあまあこなせてるからタフっちゃあタフ。
火事や人死にがあるにはあるけど、今作は町長選挙の行方や文学賞受賞なるか?の賑やかなお祭り騒ぎから、政治不正疑惑、盗作疑惑、ハヤブサ地区の暗黒史といったもぞもぞ蠢く暗部まで振り幅広く飽きさせないテーマが重なりあって惹きつけます。
『苫子もまた遠くを見つめ、はっと短いため息を洩らした。「こんな田舎でも、人のおるところにはいろんな歴史があるんやて」』(p.282)
“名もなき”人なんて、この世には存在せず。
そこに生きていた人それぞれに、いろんな歴史がある。
そこに居るからには、れっきとした血脈がある。
そしてまた、いろんなドラマがある。
自分から遡る先祖やまわりの人々の、本当にあった足跡と本当の物語を知りたくなる、思いを馳せたくなる作品です。
Posted by ブクログ
謎が知りたくて早く読みたいのに、登場人物たちの気持ちを取りこぼしたくなくて、じっくり読みたい。そんなジレンマの1冊でした。
太郎さんの作家として、山間地住民としての思いや迷いも共感できる部分が多かったです。
すごい人なのに、そう見せない太郎さんが大好きです。ドラマを見てしまったので、頭の中では中村倫也が太郎さんとして動き回っていますが…。
Posted by ブクログ
最初から最後までずっとおもしろかった
おもしろいというのはじんわり体の内側に入ってくるような、自身も八百万の一員であるかのような錯覚
景色描写がそんなに多いわけではないのに同じ空気を吸っているようなきがした。訪ねてみたい
主人公三馬太郎の飾らない素朴さが相変わらず魅力的だった
本業の活躍も知れた
さて、太郎くん次は何が起きるのかな
Posted by ブクログ
池井戸潤さんのハヤブサ消防団の第二弾。
主人公は前作同様、東京からハヤブサに引っ越してきたミステリー作家の三馬太郎。
序盤は、消防団の分団長が町長選挙に出馬し、選挙をテーマにした小説かと思うほどの緻密さで分団長の選挙戦が描かれる。
その後、当選した町長、同じ文壇で美人作家も登場。
そこから、ハヤブサで放火事件が起きるほか、美人作家の盗作疑惑、町長の黒い噂など、物語が加速していく。
『森へつつぐ道』の意味を含め、かなり作り込まれた世界観で、読後はすっかりハヤブサロスに笑
感動する、おすすめの一冊です。
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1作目のハヤブサ消防団と比べると、読み始めは惹きつけられるものが地味かもしれない。けれど大変良かったっというのが、最終的な感想。
田舎の田園地帯で起こる殺人なのか事故なのかわからない事件。作家たちとその編集にあたる人たちの物を書くこと、表現すること、世の中に出すことへの思い。政治家の疑わしい問題。その合間に起こる放火。
どれもがニュースにするならば、些細な出来事。
そこに遠い昔の歴史の中を生きてきた人の想いや、生き様や無念さが絡み深みのある読み応えのある内容だったように思う。
主人公の太郎がこのハヤブサという土地をとても愛している様子、そしてその仲間たちとの交流も大変微笑ましい。
Posted by ブクログ
感想
これのシリーズ化がちょっと意外だった。要所要所にハッとする展開があって読者を飽きさせないな。
消防団だからかいつも家燃えるな。治安悪め?
伏線が色々あって綺麗に回収された。
あらすじ
八百万町のハヤブサ地区で篠原玲那の死体が上がった。死因は不明である。その2年前、現職町長が引退し、町長選挙があった。太郎は消防団分団長の宮原が出馬するとのことで応援に駆り出される。結果は東京でIT会社の社長をやっていた30歳の浅野が当選した。浅野は町政改革を打ち出し、色々なことに取り組む。
太郎は本もそこそこ売れるようになってきていた。太郎は玲那の夫から彼女が工務店をリストラされたこと、工務店に談合疑惑があったことを聞く。その後、作家でベストセラーの北原未南の講演会に行き、満州を舞台にした歴史ロマンスの話に感銘を受ける。その懇親会の場で未南と太郎は蛍文社の新人賞にノミネートされる。太郎が東京で取材を受けた時に大物作家から未南の森へつづく道という作品が30年前に新人賞として応募されたものであるという情報を得る。
その後、未南と太郎は新人賞を同時受賞する。太郎は森へつづく道の盗作疑惑を探るため、深田春子という作家の卵の編集者に会う。その編集者は作品のことについて覚えていたが、原稿は持っていなかった。深田春子のことについて調べると町長の父親の浅田の妹でもう鬼籍に入っている秋子という人物だった。浅田の父親に話を聞くも激怒されてしまう。また、玲那が亡くなったのは工務店の談合疑惑があった。親友の多枝は領収書のコピーを持っていたが証拠が不十分だった。町長の素基と玲那と多枝は同級生だった。また、役場では町長のパワハラで職員が大勢辞めているとの噂があった。
その後、調べると素基は工務店と組んでキックバックを貰っていたこと、素基の会社が倒産していたことが分かるけど一方、北原は三作目の作品を発刊するが、深田春子の作品と全く同じだった。北原に話を聞くと秋子は自分の母親で母親の作品を世に出すために盗作のようなことをしたことを明かす。素基は、工務店の社長に操られ、言われるがままに予定価格を教えたことで逮捕される。玲那は車の不具合とオーバードーズで亡くなったとのことだった。
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読み始めて当たり前のように登場人物の設定が進んでいくと思ったら、途中で前作があったことを知った。片田舎の消防団員でありミステリ作家である主人公が、町の人たちとのほのぼのとした交流の中で巻き起こる事件に巻き込まれ、時に自ら頭を突っ込み解決していく。ハラハラドキドキではないけれど、人間臭くて良かった。
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場面が次々変わってテンポよく進むので、飽きずにどんどん読めた。
こういうところは日曜劇場向きやなw
面白かったけど、話の広がりや展開は前作のほうが好き。
今回は「ハヤブサ消防団」にまた会える、ファンブック的な続編という印象。
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audibleで。八百万町の桜屋敷に、ミステリー作家の三馬太郎が移り住んでから初めての町長選挙に、ハヤブサ地区消防団宮原が立つことに、、、。ところが、ダークホースの出現で惨敗。そのダークホースは、町で信頼の厚い元教師の息子だった。新町長は、様々な制作を打ち出していくのだが、悪い評判も立ち始める。
一方太郎は、ある文学賞の候補になり、北原未南とダブル受賞する。が、その、北原の作品に覚えがあると、ある評論家が言ったことが引っ掛かり、太郎は調べ始める。
会社をクビになった若い女性の水死、その女性が告発していたという町長の不正疑惑と不審なお金のやりとり、そして盗作疑惑に放火事件、、、静かな町に、またまた、事件です!
元の住民でないが故に、思い込みなく考えられる太郎が、推理をしていくのが面白い。さらに町に馴染んで、愛着を持っている様子がなぜか嬉しい。深く考え、人の思いを汲んで行動する太郎に共感し、さほど大きな事件ではないのだろうが、一気に読んで(聞いて)しまいました。
Posted by ブクログ
八百万町ハヤブサ地区の消防団にすつかりなじみ…町長選挙や、文学賞ノミネート話の後での、気になるライバルの作品の謎に迫る。
ドキドキはとまらないが前作の方が楽しめた気がします。
Posted by ブクログ
主人公の文筆業に比重が置かれた今作は、作品を通して作者自身の作家の在り方や小説への考え方が垣間見れた点が非常に興味深かった。作者毎に描くべき世界があるというのは、正に自身の確固たる世界観を持つこの作者ならではだなと思う。
本筋の方は新任町長の横領疑惑と女性の不審死、今をときめく女流作家の盗作疑惑の二本立てで進んでいく。冒頭で述べた通り、文筆業にスポットライトが当てられた盗作疑惑の方は真相が気になり特に強く興味を引かれながら読み進められることができた。主人公と中山田とのコンビも良い。真相については想定どおりではあった。結末だけ見ると作品の為に自身の人生を捧げる形になってしまっているので、もう少しうまくやれなかったのかな、共著じゃダメだったのかな、実際そうなんだし、と思ってしまった。まあ遺稿として受け継いだものだし、好きにしても良いのではないかなとも思う。
ファンシーハウスの火事は心が痛んで印象に強く残った。前作から火事はその人の人生を焼くと表現され、その凄惨さと辛さは描かれて来たが、今回は被害者が移住して来てハヤブサが好きになってきたと言っていただけに、その後の去就も含めて哀しくなった。
Posted by ブクログ
町長選挙、若きIT企業社長が勝つ。
報酬無し、空き家活用、などの一方数字の正確さや幹部の把握力を問う。
その流れに乗ったイケイケ工務店の経理のシングルマザーが子供を残して自殺(?)する。幼馴染の女性や元旦那。おりん又は降り賃(談合ワード)との言葉を残す。
アイドルみたいな女性が作家をやる。島岡が担当。文学賞に太郎のと同時受賞する。文評家が昔見て盗作ではとなり調べる。30年前に深田春子という無名の作家が新人賞に応募しており、ガンで死んだ町長の叔母と判明。その叔母の担当が島岡父。町長の父親に聞くも機嫌が悪くなる。
町長と死んだ女と村役場で町長のパワハラを受ける女は中学のテニス部で同級生。
町長の父親の歴史研究屋の母親は北原性で女性作家と同じ。ハヤブサから満州へ行き、戻って村役場勤務し史章(町長父)と秋子(深田春子)を産む。その北原性の母親の兄の息子の娘が女性作家。ただ、女性作家から見て祖父はハヤブサから追い出されて満州へ行ったので没交渉。で、秋子の娘が北原未南で、母の遺作を出して将来的には公表するつもりだった。ちなみに父親は島岡父。
町長の会社はもう倒産してた。調べると長塚工務店の社長が一億円出して会社を店じまいさせて、町長選に出馬した様子。傀儡政権。