あらすじ
成り上がる最短ルートはここしかないんや!
「女は必ず裏切る」
「稼ぐ金では負けない」
ー極貧とイジメを跳ね返した少年は、色恋の誘惑と暴力の渦巻く街で
いかしにして成功をおさめたのか。
NHKスペシャル『半グレ 反社会勢力の実像』出演で注目された
「大阪ミナミを制した伝説の男」の衝アツな半生!
目次
第一章 貧困のどん底
第二章 中卒でも「稼ぐ金」では負けない
第三章 「ミナミで必ずビッグになったる」
第四章 拳月との友情
第五章 結婚とムショ暮らし
第六章 虚しき日々のなかでの「NHKスペシャル」出演
第七章 警察のメンツから執拗な狙い撃ち
ーやれることはやった、ありがとう、そしてさようなら、ミナミ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
またこの手の本か。と思いながら読んだらかなり面白く、最後まで一気読みしてしまった。
生い立ちから水商売の経営、裏社会との間接的な繋がり。ミナミという街がどういう力関係で動いてるのかなどが読み取れる。
夜の世界では喧嘩の強さと商才や器量が必要になるが、毎月800万稼いでいたそう。
NHKの半グレに出てから大阪府警に徹底的にマークされたとのこと。
リアルタイムでこの番組を見ていたけど、この人たちこんなに思いっ切りメディア出てシノギを色々喋ってるけど大丈夫なの?と思う内容だったので案の定ではある。
これはほんの一部で、やはり普通は知ることの出来ない、夜の世界や裏社会との間接的な繋がりの中での実体験が凝縮されていることにこの本の面白さがある。
Posted by ブクログ
NHKスペシャル「半グレ」で取り上げられ有名になった人物の著書。この番組では、ぼったくりバーを経営しているなど、真っ当とは言えないビジネスに従事していることが示唆されていた。
当然、それについての言及があるかと思って読んだが、弁明らしきものもない。
シンナーや大麻をやった、暴力で逮捕され収監されたということは書かれているが、ぼったくりバーなど一般市民に迷惑をかけたことはなかったのか。
著者の半生を語った本だが、カバーや帯に「反骨」「成り上がり」「ミナミの「夜」の歴史的を変えた」などという言葉があるように、夜の世界で一時的にせよ成功したという話で、反省はない。
著者が自身を肯定的に捉えるのは仕方がないかもしれないが、出版した講談社は「半グレ」と呼ばれた男の、反省なき本を出してそれで良いのだろうか。