【感想・ネタバレ】三年目の離縁、「白い結婚」を申し立てます！ 幼な妻のたった一度の反撃のレビュー

紫月由良 / 天城望

伯爵家同士の政略結婚によって、歳の離れた夫に嫁いだエミリア。結婚してから三年も経つのに、成熟した女性が好みの夫は彼女を一切顧みず、待遇は悪くなるばかり。それでも家のために我慢していた彼女だが、ある日、偶然夫が愛人と密会している場面を見てしまう。さらに夫がエミリアを暴漢に襲わせた上、それを不貞として訴え、身一つで追い出そうと企んでいることを知る。これ以上一緒に暮らしていけないと決意したエミリアは、懇意にしている大司教と秘密裡に連絡を取る。大司教と相談したエミリアは、三年の間交渉がなかった「白い結婚」を理由に離縁しようと動き出したけれど――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。

[ムー子 · ★★★☆☆]

エミリアよく耐えたね

元々政略結婚でしかも元旦那に到っては恋人が居たなら、エミリアに対してそっけない態度でもしょうがないとは思うけど、暴言だけでなく暴力まで振るうのは最悪だと思う。そんな中エミリアは実家の家族も妻に当たりがキツい環境で育ったから３年も我慢出来たんだなーと納得した。
エミリアが要注意人物に襲われそうになった時に助けてくれた庶子の王子様が結局誰だったのか分からず仕舞いだけど、出来ればこの王子様をもう少し取り上げて欲しかった。