あらすじ
新型コロナワクチン開発の舞台裏を、ファイザー会長兼CEOが自ら語る。著者のビジョンあるリーダーシップのもと、ファイザーの科学者たちとパートナーのビオンテック社が共闘した2020年の濃密な9か月間。それは、彼らが安全で有効な新型コロナワクチンの開発、治験、製造という従来であれば何年もかかるプロセスをわずか9か月で達成し、「不可能を可能にする」までの物語だった。
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Posted by ブクログ
わずか9ヶ月で95%の効果をもつワクチンができた!
というニュースは、当時、驚きと共に「本当か?」と疑ってさえしまったが、ファイザーの経営が大きく変わるタイミングで、著者のCEOが強力なリーダーシップを発揮したからこそ実現できたと知り、納得できた。
トランプ大統領が後押しした成果なのかと誤解していたが、逆に面倒な介入ばかりしていたことに、辟易した。。
バイデン大統領から握手と共にコインを渡されるシーンは、少し泣きそうになった。
今、第7波が猛威を奮っているが、私はワクチンのおかげでまだ感染を逃れており、感染した息子も、ファイザーのワクチンのお陰で?重症化せず、2日で普段の生活に戻った(隔離はしているが)。
数十年後に、重大な副作用が出てしまったり、モデルナから訴えられたり、いろいろあるのかも知れないが、、、この3年間のファイザー社、著者のCEOの実績は、素晴らしいものだと考えている。
ネタニヤフ首相の知識の深さ、国民を守るために昼夜を問わず戦う姿は、やはりすごいと思った。高度な医療体制と個人識別システムを持つイスラエルとの連携は、ワクチンの効果検証やその後の改良にも大いに役立ったと思われる。途中、ワクチンの効果が6ヶ月で急激に落ちるデータなど、ファイザーにとってマイナスの情報もキチンと開示したのは良かった。
全ては患者のために、皆平等に!ミスはキチンと明らかにして謝罪する。
素晴らしい精神だと思う。