あらすじ
「このマンガがすごい!2023」オンナ編12位ランクイン!!
将棋を知らなくても楽しめる、ほのぼの棋士コメディ!
花つみれ四段は雑念に惑わされがちな将棋のプロ棋士。
勝負の最中といえど昼食、着メロ、YouTubeなど、いろいろなことが気になってしまうのだった……。
twitter発、棋士の日常を軽快なタッチで描く“非”本格将棋漫画!
■最新話はtwitter公式アカウント(@hanayodan)をcheck! https://twitter.com/hanayodan
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
将棋マンガと聞くと、盤上の熱戦や勝負師の気迫を思い浮かべる。ところがこの作品、渋滞しているのは盤面ではなく雑念である。主人公の花つみれ四段は、とにかく「ほかごと」が多い。対局中なのに、相手棋士の高そうな腕時計や財布、動画配信で小銭を稼いでいる気配にまで意識が引っ張られてしまう。真剣勝負の最中に、そんなところを気にするのか。こっちは笑ってしまうのだが、読んでいるうちに妙に共感してくるから困る。
花四段は、ジュース一本選ぶのにも本気で悩む。その様子を面白がっている茄子五段とのやりとりも実にいい。将棋を知らなくても十分に楽しめるのは、盤上よりもむしろ人物たちのへんてこな体温が前面に出ているからだろう。しかも舞台は今はなき旧将棋会館。そこに反応してしまう将棋好きには、別の意味でもたまらない。
そして個人的に完全に持っていかれたのが踊朝顔三段。一見クールで才能もありそうなのに、かなり抜けている。このギャップは反則だと思う。気づけば花四段以上に、朝顔三段を見守る漫画として読んでいた。