【感想・ネタバレ】奇跡集のレビュー

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Posted by ブクログ

小野寺作品やっぱり好き!
第二話はうるっときた(涙)
奇跡が奇跡をおこし繋がっていく
心に残る話だった

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2022年12月31日

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たまたま 同じ電車 同じ車輪のしかも1シートと言う限られた場所に乗っていた人達の 連作。
面白かった。
次のお話はどの人?なんて考えながら読んでた。
奇跡とも言えない様な ちょっとしたきっかけでいい方向に。自分の日常でも 気がつかない奇跡が起きてるんだろうなって思えた。
読み終えて もう一度最初から読み直したくなりました。

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2022年09月07日

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連作短編集。
快速電車、次の駅まで15分。
乗り合わせた人たちのそれぞれの今、人生の岐路とその瞬間の小さな、奇跡。
サクサク読んだ。

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2024年02月28日

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奇跡の内容や大きさはそれぞれ。みんな日常を過ごすいつも通りの満員電車。ただ同じ箱に乗っているだけ、全く違う人生を歩んでいる他人。
私の人生もそう。名前も知らないただその場にただ居合わせただけの人にもみんなストーリーがある。

最後の話は切なかった。続きが気になる。どうかその後の人生が少しでも明るい方へ向かいますように。
あと、刑事が誰も犠牲にしていなくて良かった。赤ん坊を守り、銃声の先でも誰も死んでいなかった。良かった。

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2023年09月29日

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同じ電車に乗り合わせた、それぞれの人の視点からの話

人物ごとに分かれてて読みやすかった

電車の話、こんなの前にあったなと思いながら読み
あ、飛行機の話は読んだことがないなぁとか思ってしまった

奇跡っちゃ、奇跡だけど…

具合が悪くなってしまった女子学生に声をかけた男子学生がバイトで授業に出れず、明日の試験は絶望的だったけど
具合が悪くなった女子学生が同じ大学の一個上の先輩でノートを借りれることになったとかの奇跡の話は好きだったなぁ

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2023年08月26日

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 満員電車の一空間で、それぞれの人生が一瞬だけ交差し、それぞれの人生が垣間見える物語である。全くの他人同士でも、それぞれが価値のある人生を生きていることを再認識させられた。満員電車に乗る時に少しだけ周りの見方が変わりそうに思えた。
 少し前に流行った阪急電車のように、それぞれの人生が絡み合って物語が生まれるという内容ではなくハッピーエンドが待っているわけではないが、それぞれの短編でほっこりできた。また非常に読みやすい内容であった。

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2023年07月31日

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電車の中で、出会った人たちの物語。
それぞれの生活や人生が描かれていて面白かったです。
ちょっとした「奇跡」があるとうれしいですね。

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2023年07月07日

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著者初読みです。同じ電車の同じ車両に乗り合わせた人たちの、それぞれの"奇跡"の物語。ありがちな設定ではあるけれど、それぞれの人の人生が少しずつ重なるような連作短編が好きなので面白く読めました。読み終わってから装丁を見直してみると、電車の吊り革があったり銃やギターがあったりで、内容とつながりがあって面白い!

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2023年06月21日

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現実に隣合わせたら仲良くはなれそうにない人もたくさん出て来るのに嫌じゃない。暖かさを感じる。
奇跡って、きっと、ものすごい事である必要はない。誰かと誰かが隣り合わせる。それだって捉えようによっては多分奇跡。気がついてないだけ。

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2023年04月26日

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 この連なりは、やはり小野寺史宜の世界。
 今回も、大きな出来事は起こらない。でも、『日常(繰り返し)』を見つめ直すための魔法棒は、健在だ。
 同じ時間の中で、いくつも奇跡が、ささやかな程度かもしれないけど、光った。

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2023年04月12日

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同じ電車に乗り合わせた人たちの連作短編集。「奇跡集」というタイトルから期待した大きな奇跡ではないけど個人個人にとって奇跡と思える場面が描かれた奇跡集。一人一人の立ち位置や相関関係を考えながら読むのも面白かったです。

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2022年11月20日

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奇跡が起こるってわかっていながら読む。でも、「奇跡だ」って思いながら読む。わかっているのに、わかっているから、奇跡を読む。

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2022年11月07日

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第一話☆青戸条哉の奇跡 竜を放つ
第二話☆大野柑奈の奇跡 情を放つ
第三話☆東原達人の奇跡 銃を放つ
第四話☆赤沢道香の奇跡 今日を放つ
第五話☆小見太平の奇跡 ニューを放つ
第六話☆西村琴子の奇跡 業を放つ
第七話☆黒瀬悦生の奇跡 空を放つ

満員の朝の快速電車。腹痛のぼくがその場にしゃがもうとした瞬間、先に女性がしゃがみこみ…。偶然、同じ電車の同じ車両に乗り合わせた見知らぬ人々が起こす小さな奇跡を描いた連作短編小説。

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2022年10月09日

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同じ電車に乗り合わせた人々の連作短編集。
実際の車内でも物語と同様に、様々な事情を抱えているのかもと思うと、じっくり観察してしまいそう。
それぞれに起こった小さな奇跡が、ほっとできるものでよかった。

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2022年09月26日

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ネタバレ

たまたま乗り合わせた同じ電車の同じ車両、見しらぬ乗客が微妙に繋がり、それぞれの人間模様を見せてくれた。「最凶の腹痛に悶える」「尾行」「触りましたよね!と詰め寄られる痴漢」「イッキュウちゃんの動画」「浮気相手のストーカー」「拳銃所持する怪しい奴」快速電車の駅間の15分の場面、登場人物によって情景が全く異なる。この話しは奇跡なのか?否、時間を輪切りに切たとしても人それぞれ模様が異なる。それが人生であって面白い所。もう少し登場人物同士の繋がりがあると奇跡だったかな?「ホワイトシチューうどん」かぁ~ない、ない。④

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2022年09月16日

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ネタバレ

緩やかに繋がった連作、なんだけど結構あっちこちが前後するし似た設定で別の組み合わせをうっかり誤読したりして何回か読み直してやっと整理がついた。この入り組み方はちょっと文化文政ぽいというか草紙っぽい感じでよかった。

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2022年09月13日

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 朝の満員電車で同じ車両に乗り合わせた7人に起きた奇跡を描く群像劇。
 7話からなり、各話のタイトルがそれぞれ「~を放つ」で統一されている。

      * * * * *

 7人の主人公が放つのは、竜・情・銃・今日・ニュー・業・空。韻を踏むところまではいきませんでしたが、拗音で揃えようとしたのはいかにも小野寺氏っぽいこだわりでよかった。

 人は誰でも何かしらの屈託があり、それを解き放ちたいと思っているものです。もちろん簡単に解き放てないこともわかっています。
 でも、一歩踏み出す勇気が小さな奇跡を起こすことがあると思いたい。だから…… 

 私たちに向けられたエールが心地よかった。

 ところで、第4話の痴漢騒動。冤罪被害者を出すところだったのが引っ掛かりました。
 この話の主人公・道香の勇気によって冤罪は防げましたが、痴漢被害を訴えた女性に荷担した男性2人は、犯人扱いした相手の男性に謝罪していないのです。 ( 女性のおざなりな謝罪もどうかと思うが ) 読んでいてモヤモヤしました。

 細部まで手当ての行き届いた筋立てをする小野寺さんなので、この部分に構わなかったところには少し不満が残りました。

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2022年08月06日

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電車を舞台にした短編集。
この人とあの人が繋がっててみたいな。
同じ場面を色んな人の立場で綴った物語集で読みやすかった。
なにより作者さんの文体が好き。
ひととかみちとか思い出した。あーこの人の作品好きだなぁって。
淡々としつつリズム良くほっこりと進むストーリー。ほんとすごい。リズムがいい。
さっくり読めたお話でした。

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2024年04月25日

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03月-10。3.0点。
ある快速電車に乗った人、7人の事情の短編集。どれも読みやすかったが、ラストの話はもう少し先まで描いてほしい気がした。

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2024年03月19日

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ネタバレ

連続で小野寺さん。

同じ電車の車両に、偶々乗り合わせた見知らぬ男女たちに起こった、ちょっとした奇跡を描いた連作短編七話が収録されています。

設定というかテーマ的に、有川浩さんの『阪急電車』を彷彿させる本書。
誰かの何気ない言動が、他の誰かに思わぬ影響を与えていく・・そんな偶然(あるいは必然?)の連鎖が描かれております。
七話七人それぞれの視点で、同じ光景が描写されるのが面白いのですが、場面の繰り返しになるので読む人によってはクドく感じるかもしれません。

印象的だったのは、第四話「赤沢道香の奇跡 今日を放つ」です。
デートに向かう途中の電車内で、ある男性が痴漢冤罪になってしまいそうな現場を目にした赤沢さん。
彼女が見て見ぬふりをせずに、デートに遅れる覚悟でわざわざ電車を降りて証言したことによって、一人の男性の人生が救われた訳です。
この話は赤沢さん視点で描かれているので割と淡々としていますが、痴漢と疑われた男性・竹間さん側からすれば、まさにミラクルそのものですよね(竹間さん視点の話も読みたかったな)。
このように、基本的に温かな読後感の短編ばかりなのですが、第七話「黒瀬悦生の奇跡 空を放つ」のラストは切なかったです。
闇稼業に手を染めてしまった主人公・黒瀬は生い立ちからしてかなり辛いので、何とか幸せになってほしかったのですが・・・その後の彼に救いがあるとよいなと思いました。
他にも、何気ない電話の会話が偶然耳に入ったことにより、思わぬ広告のヒントが得られたり(第五話「小見太平の奇跡 ニューを放つ」)等々・・もしかしたら私もあなたも、どこかで知らない間に誰かの運命を変えているかも・・・なんて思ってしまいますね。

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2023年05月23日

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かんがえようによる。
考えようによる。
物事にはいろんな面があるからね。
こうしてるのもね。
ベタですけど。

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2023年03月22日

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小野寺史宣さんらしいと言えばらしい連作短編集
悪く言えばこんだけあれば何かしら引っかかるでしょうよって言う短編集
っておい!「悪く言えば」って良く言った後にく来るやつだろ!いきなり悪く言うやつがあるか!

いやでもね、小野寺史宣さんの短編集読んでると、ふとこれ誰に向けて書いてるんだろう?って思うことがあるんよね
色んな人に向けてるようで誰にも向いてないような気がするときがあるんよね
今作はまさにそれだなぁ思ってしまったなぁ

ちょっとした出来事をきっかけにして 人生をちょっとだけプラスに転換する
そんな小さな奇跡集は誰の身にも実は起きていることで見逃してるだけなのかも
見逃さない準備をしておこう

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2023年03月19日

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男女7人快速電車物語。

朝の通勤ラッシュ、同じ電車の同じ車両に乗り合わせた人々が起こす小さな奇跡を描いた連作短編集。

過去最凶の腹痛に耐え忍ぶ大学生を描いた1話からお腹じゃなく心を鷲掴みにされる。
よりにもよって15分間止まらぬ快速電車。
彼は間に合うのか。ガンバレ!思わず祈る。

物語には良い人もそうでもない人も登場する。

でも見知らぬ男女が助けたり助けられたり、何気ない一言や行動が誰かの人生を大きく変えたりする瞬間に立ち会っている様で嬉しくなる。

人生は奇跡の集合体。
その奇跡に感謝しながら生きていきたいと思える読後。

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2023年02月18日

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奇妙な題名の本ですね。そもそも奇跡的な事が起こる事が約束されている時点でちょっとネタバレな気がします。が、そこは小野寺君の描く奇跡なので地に足の着いた話ばかりで、かなり現実的だし本当にありそうです。
どれも奇跡が起こったというよりは、自分の咄嗟の判断がどういう結果になったかという本です。結構身近な雰囲気があるので、逆にひやりとする所がありました。
☆3ですが面白さは結構あります。

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2023年01月16日

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その日、偶然同じ電車の同じ車両に乗り合わせた人達の小さな奇跡と、それぞれが深く関わるわけではないけれど、登場人物達の人間模様が、凄く面白い作品でした。もしこの人がこの車両に、この電車に乗っていなければ、どうなっていたのだろう?なんて考えてしまい、偶然って偶然だけど必然のような、なんだか凄いなって感じました。

***ネタばれ***
第7話 黒瀬悦生の奇跡
第3話の東原達人に尾行されていることに気づく、車両での描写が、あ、ここ、気づいたんだ!なんて思い凄く面白かったです。
でも、幸せになってほしかったな・・・と、少し儚くも感じました。

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2022年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

たまたま乗り合わせた同じ電車の人々の
小さな偶然や物事がおこす小さな奇跡。
連作短編集にありがちが前の話の伏線を
強引に回収する話が続くわけでもなく。
ただ乗り合わせた人々のちょっとした行動等が
次の偶然?奇跡?を起こす感じかな?
善意だけではなく些細なことがキッカケでも
取りようによっては違う人には良くも悪くも
作用しているんだなと改めて思いました。

個人的には「竜を放つ」の暴れ竜の話はすごく
共感した。あれはほんとにどうにもならない。

後、今回初めて読んだ作者なのですが
「ホワイトシチューうどん」や
「劇団東京フルボッコ」等々作中の
色々なネーミングに惹かれました。

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2022年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】青戸条哉の奇跡 竜を放つ/大野柑奈の奇跡 情を放つ/東原達人の奇跡 銃を放つ/赤沢道香の奇跡 今日を放つ/小見太平の奇跡 ニューを放つ/西村琴子の奇跡 業を放つ/黒瀬悦生の奇跡 空を放つ

満員の朝の快速電車の同じ車両に、偶然乗り合わせた見知らぬ人々が起こす奇跡、彼らの身に起こった奇跡を描く。

「奇跡」というとなんだか安っぽく聞こえてしまうが、ささやかな(人によっては大きな)出来事で運命がガラッと変わってしまう様子が描かれている。
小さな勇気が誰かの人生を左右することがあるのかもしれない。この本のおかげで小さな勇気を出せるときもくる、かもしれない。

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2022年09月16日

Posted by ブクログ

群像劇はよくあれど、
日常の切り取り方がとてもうまい。
自分の隣にあるような、さりげない日常。
それこそ、毎日の通勤時間がちょっと面白くなる。

電車の中の人や出来事が連なっていく奇跡。
そこで乗り合わせることも、
ちょっとしたことで繋がることも、
すべてが巡り合わせで奇跡だ。
あと少し早かったら、一本違う電車だったら…

自分の何気ない日常でも特別が溢れているのだと、
気付かせてくれる一冊。

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2022年09月13日

Posted by ブクログ

大きな軌跡ではないが、なかなか出会えない様なちょっとした軌跡。

電車で乗り合わせただけの人たち。
その人それぞれに生きて来た何かがあって、明日も生きていく。
その中でのちょっと善い話。

この作家さんの書く人間模様が好き。

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2022年09月11日

Posted by ブクログ

どこか繋がっている小野寺さんの定番のような7つの短編集。
そしていつものように、他の作品との共通点がちらほら。
横尾正吾の『脇家族』、どんだけお気に入り〜(笑)


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2022年09月08日

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