【感想・ネタバレ】みぞれ雨~名残の飯~のレビュー

あらすじ

隅田川縁にある橋場の渡し傍にある一膳飯屋『しん』には今日も、訳ありな客たちが、一時の休息を求めて訪れる。我が子との別れを決意した女、夢破れた元戯作者、父の借金で苦しむ女、男勝りで剣術に没頭する女剣士――。この店にいると皆、素直になれるのだ。ある者は、新たな一歩を踏み出し、ある者は過去に決別する。好評を博した時代小説シリーズ、待望の第二弾。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

シリーズ続編。前作が「橋場の渡し 名残の飯」で、「橋場の渡し」がシリーズ名、「名残の飯」が副題と思っていたら、本作は「みぞれ雨 名残の飯」。これは「橋場の渡し」シリーズではなく、「名残の飯」シリーズだったのか。江戸払いとなった新吉が、奥州から帰ってきた時に分かるようにと、隅田川の橋場の渡しの近くに、一膳飯屋「しん」を開いている、新吉の母のおしげと姉のおけいの母娘。全4話、「しん」の腕の立つ料理人、平助が、お客の希望に合わせて作る料理と、おしげ、おけいの二人が、人々を元気づける話が今回もいい。次作も楽しみ。

0
2022年05月29日

「小説」ランキング