あらすじ
開港後、急速に発展し西洋の雰囲気を醸し出す横浜居留地で、深川芭介は西洋骨董店「時韻堂」を営み、怪しいと思いつつ港で働くカンカン虫の貫太郎が持ち込む出所不明の品々を鑑定してあげていた。が、ある日、貫太郎が死んだ。その死に不審を抱く芭介は!? 行方不明の少女の怨念が事件解決へ導く!! 開港一五〇周年の横浜、その開港前後を舞台に、地元で生まれ育った著者が思いをこめて描いた意欲作!
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Posted by ブクログ
古き横浜が舞台のお話。出だしで現代が出てくるけど本編とはあまり関係なかった。
事件の始まりは黒船来る頃。そして横浜が発展していく時にとある出来事おこり、その時失われたロザリオを探しに息子(貴族)がフランスからやってくる。それに端を発した謎解きが軽快なテンポで進むお話。
謎解き自体はそれほど入り込んだものではないが、当時の横浜を思い描きながら読めたのがスゴく楽しかったです。
横浜の学校なら配架して良いと思う…けど、在庫切れだった。殺人ありなので、中学以上が無難。
Posted by ブクログ
明治中期、活気のある横浜の底辺で働く貫太郎が殺された! 隠された前世の因縁とは!?
骨董屋にハイカラお嬢様、ミステリーととの要素も良いのですが、どの要素も突き抜けてはいない気がして非常にもったいない小説でした。