【感想・ネタバレ】Xの存在証明 科学捜査SDI係のレビュー

あらすじ

化学メーカーの技術者・津田宗一が自宅で焼死した。出火元は密室状態の室内。警察は自殺を疑うが、捜査協力を仰いだ安全工学分野の大学教授・本上真理によって、遠隔操作での密室殺人を実現する、驚くべきトリックが明らかになる。一方、父親のDVから逃れるために無戸籍児として生きることを余儀なくされた少年は、様々な壁に直面し――。二つの事件が交錯するとき、悲痛な真相が浮かび上がる。
『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。 ※本書は文庫書き下ろしです。

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Posted by ブクログ

化学メーカーの技術者が自宅で焼死。社内トラブルが原因か?並行して挟まれる、無戸籍の少年のエピソードは事件とどう繋がっていくのか?やりきれないラストだが、トリック、ストーリー共にとても面白かった!タイトルが秀逸。が、ミステリーとストーリー性のバランスや、キャラクターが弱く感じる点で、勿体なく感じた。特に本上は、登場時の印象深いキャラクターが活かせてないと思う。シリーズ一作目という事で次作に期待。

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2022年12月30日

Posted by ブクログ

綾見洋介『Xの存在証明 科学捜査SDI係』宝島社文庫。

文庫書き下ろし。

トリックや題材は面白いのだが、誰が主人公なのかはっきりしない上に、今一つミステリー小説として消化し切れていないような作品だった。非常にもったいない。

化学メーカーの優秀な技術者である津田宗一が密室状態の自宅で焼死した。当初、警察は自殺を疑ったが、捜査協力を仰いだ大学教授の本上真理は密室殺人のトリックを暴く。

事件と平行して描かれる無戸籍児の悲しい人生……

定価890円
★★★

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2022年07月04日

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