【感想・ネタバレ】お局さまのひとりごとのレビュー

広瀬久美子

ラジオ本番中、パートナーが大伴家持（やかもち）をイエモチと言いつづけた。余裕をもって乗った新幹線、気がつけば回送列車だった。いそいそと米国出国の手続きすれば、パスポートは期限切れ、荷物だけが飛んでいった――日常のハプニングや心暖まるエピソードなど、元NHKアナウンサーが軽妙に綴った感動、笑い、驚き、爽快、怒りの好エッセイ！

[ブクログ · ★★★★☆]

出だしをかじり読みして、とても気になった1冊。
かなり毒舌な部分もあるけれど、さらりと読めてしまう。
小林聡美さん調のテンポのいいエッセイ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ちょっと時間の空いたとき、本棚から何気に手に取り、１５年ぶりの再読。
時には軽妙に、時には真摯に、著者の日ごろ感じていること、仕事を通した身辺雑記を直球で、あるいは変化球で綴ってあり、彼女のラジオ番組を聞いてみたかったなあ感じさせる、とにかく楽く読めるエッセイ集。
そう感じさせるのも、著者が「自分を自分で笑える独特なバランス感覚を持っている」ゆえと言っていいのだろう。