あらすじ
特別なことをしなくても、やりかたを少し変えるだけで、
おもしろいほど「覚えられる! 」「忘れない! 」「思い出せる! 」
学習塾などに導入される記憶アプリ「Monoxer(モノグサ)」を開発した元Googleエンジニアが、効率的に記憶を定着させる方法を教えます。
「最近、人の名前が覚えられない」
「昔は電話番号を何件も覚えていたのに、スマホに頼っていたら数字を覚えられなくなった」
「新しい用語が次々に登場するけれど、正直ついていけない…」
本書は、そんな自分の記憶力に課題を感じているあなたに向けた本です。
昔から、さまざまな記憶法が提唱されてきました。もし記憶することが得意になれば、人生のあらゆるシーンで役に立つにちがいない。そう思って、記憶術の本を手に取った人も少なくないでしょう。
実際、覚えることが得意になれば教養は広がるし、複雑なエンタメも楽しめるようになります。子どもなら学習の成果も出やすくなり、自己肯定感も上がるでしょう。記憶には、「自分の世界」を変えるだけのインパクトがあるのです。
けれども、本で紹介される記憶術はどれもなんだか難しく感じられて習得に挫折してしまった、という人も少なくないのではないでしょうか。
本書では、記憶にまつわるさまざまな研究を紹介しながら、誰でもラクに覚えられる方法を提案します。
また、子どもや部下など他者の記憶力を上げる方法についても紹介します。
おとな自身の学び直しのためだけでなく、子どもの勉強をサポートするときにも、記憶についての知識が役に立つのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
覚えたいものをいきなり覚え始めるのではなく、何をどのように覚えていくのかを決めてから覚え始めることが重要であると理解しました。
今までは、具体的な方針や方向性など全く決めずに勉強していたかもしれません
Posted by ブクログ
大人は忙しい。忙しい人が効率よく動くために記憶を活用することが有効になる。覚える対象を決めてテストしながら覚える。復習は分散させて行い、覚えた状況を思い出す。
もちろん一度に多くは覚えられないから、7±2個程度の文章を自分で作って覚える。
Posted by ブクログ
「暗記のやり方」を教えてくれる本はたくさん出ているが、この本は根拠を示し、より具体的なやり方を教えてくれます。本の中にあるポジティブワードをたくさん浴びたので、これからどんどん覚えていこうと思います。
① 記憶と理解は一緒。記憶の組み合わせが「理解」になる。
② 表面的なところだけ記憶しようとせず、内容、根拠についても理解しながら記憶する。
③ まずは「何を覚えるか」を決める。これで一番大事で、これをしていない人がとても多い。
④ 複雑なものを、一度で覚えようとしない。
⑤ 「どのように取り出すか」というアウトプットに合わせてインプットする。
⑥ 覚える時は、3〜9個のかたまり(キーワード)に分けて覚える。
⑦ だから、自分の言葉に要約して、覚える
⑧ 覚えるためには「繰り返し読む」のと「テストをする」。「チャートとか、マッピングとかは意外と効果が薄い。テストは実感として「全然覚えてない」と感じてしまうみたいだが、実はよく覚えることができる。
⑨ 覚える時は声に出して覚えた方が効果が高い。
⑩ 記憶力を上げる食事は「DHA」と「ビタミンB1」→豚肉、ごま、大豆、あずき、玄米など。
Posted by ブクログ
記憶に関するアプリを開発する著者が記憶に関する様々な論文についてまとめ、効率的な覚え方や人間の記憶のクセなどについて紹介した本。
平易な文章でサクサク読めて、人間の記憶について新しい研究も踏まえた説が展開されていて、とてもタメになった。
単語帳の時代がもうすぐ終わるかもしれない。