あらすじ
「54字の物語」。この「9マス×6行」の原稿用紙につづられた超短編小説が、今までにない新感覚の読書体験を提供します。子供から大人まで50万人を夢中にさせて、テレビやSNS等で話題沸騰! このたび新作10編を加え、イラストも刷新。あなたは、この物語の意味、わかりますか――? ◆先日研究室に送ってくれた大きなエビ、おいしかったよ。話は変わるが、例の新種生命体のサンプルはいつ届くのかね? ◆「ただいま」と言えば「お帰りなさい」と返ってくる新生活が始まった。家賃も安いし、こんな一人暮らしも悪くない。 ◆「やあ、私は未来から来た。今は戦前か?」「いや、戦後から七十年は経っているが」「ということは二十二世紀だな」 他の物語&物語の解説は、ぜひ本書でお楽しみください! ※『54字の物語 1』(PHP文芸文庫)は2018年3月にPHP研究所から刊行された『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語』に、新たな作品を10編収録し、加筆・修正を行ない、改題したものです。
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Posted by ブクログ
54文字で綴られた超ショートショートの数々。
最後まで読むと、じわじわ伝わる読後感が、たまらないですね。
この後どうなったんだろう?
いったいなぜこうなったのか?
短いが故に、いろいろ考えさせる作品が、たくさんあります。
Posted by ブクログ
単行本で欲しかったけど、サイズが大きくで買うのを諦めていたが、ついに文庫で出たので、本屋で見つけた瞬間即購入。面白かった。個人的には「お医者様は張本人」が面白かった。
Posted by ブクログ
54字の物語 というひとつの形式が発明だなと思った。
同じマス目に書いているのも美しい。
私も何か書けないかなと思いながら唸りながら読んだ。
内容はちょっとダークなものやコミカルな内容が多く、
いろんな技巧がこらしてあって、読んでいて楽しかった。
Posted by ブクログ
9×6マスの正方形の原稿用紙を使った、1話が54字ぴったりで終わる超短編小説。
わずかな時間でも楽しめる新しい文学が、イラスト全点描き下ろしで文庫化。
人気シリーズ54字の物語の文庫版。時間のない現代人にちょうどいい、超短編小説集です。
内容はSF味があったり風刺が効いてたりしたものが多めな印象を受けました。
「54字以内」ではなく、「54字ぴったり」なのが芸術点高い。パラパラめくったときも、字数がそろっていてきれいです。