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Posted by ブクログ
表紙に村上隆のNFTアート『Murakami.Flowers』が大きく配されている。これに惹かれて本書を手に取った気がする。
本書は自分のような現代アート初心者にちょうど良い1冊と思う。100人もの作家が紹介されているだけあって、見覚えのある作家・作品がいくつも登場する。見た時のことを思い返して、こういう作品だったんだな・世間ではこう評価されているんだなと理解が深まる体験が楽しかった。
大御所の村上隆、李禹煥、草間彌生、宮島達男、奈良美智、杉本博司の6人は「STARS」として、ページ数も多く割かれている。名前すら知らなかった作家もあったが、その中でも杉本博司に興味が出た。「写真を芸術の域にまで高めた作家の一人」とまで書かれていて、それがどういうことなのかを実際に見てみたい。
当然ながら、紹介されている多くの作家は全く知らない。今後、それらの作品に触れることがあれば、またこの本を開いてみたい。
Posted by ブクログ
芸術は難しい…ということはない。自分なりの評価基準があればいい。私の場合、こういう表現もありだなと思える、理解できるものがまず評価の対象であり、何らかの美しさを感じられるものがよりよいと思うのである。奇抜な造形物が即ちアートだとは全く思わない。
食わず嫌いではないので、こういったものでいろいろ見てみる。どこかで作品にお目にかかれたらいいなと思うのは100人中2、3人。
作家としての評価は必ずしも商業的成功と比例しないとは思うが、ここに載っている作家はどれぐらいの人なんだろう。日本が世界に誇る現代美術作家というふれこみだが、世界に誇る基準とは何なのか?一番の疑問だったのはそれ。それが書いてあれば違っただろうけど。
私が今一番お気に入りの作家が載っていなくて安心した。