あらすじ
フランスで己を磨き続け、サッカー日本代表のキーマンとして活躍が期待される松井大輔。チャンスを生み出すドリブルと華麗なテクニックで、常に見る人に「何かやってくれる」という期待を抱かせる。しかし、華々しい活躍のかげで、京都パープルサンガでのサテライト落ち、腰のケガ、そしてドイツワールドカップ日本代表落選……とさまざまな挫折を経験してきた。そうした困難な局面に遭遇したとき、松井大輔は何を考え、どのように打開してきたのか。これまで歩んできた道を振り返りながら、自らのサッカー哲学を語る! 「ぶつかることは悪くない」「人のせいにすることも必要」「他人が下した評価が正しい」など。本書は、逆境にいかに立ち向かい、突破してきたのか、という壁を打ち破るためのヒントが満載。松井大輔ファンだけでなく、仕事で壁にぶつかっている人、「なんとなく生きにくいなあ」と感じている人にもぜひ読んでもらいたい一冊。
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Posted by ブクログ
元々松井選手が好きで、軽い気持ちで手にとってみたがとんでもなかった。本当に彼は努力家で、何事も前向きに捉えてしまう。普通ならもう良いって投げ出したり諦めたりするような場面でも、その悔しさをバネにして這い上がっていった結果が今なのである。同じポジションの仲間をライバルと思わないのは自分がいちばんうまいといつも信じてるからだと言う。プロだなぁ。一層彼に対しての尊敬の念が強まった一冊だった。
Posted by ブクログ
「自分が一番うまい」
自分を信じることが戦いの中でいかに大事なことか、考えさせられた。松井大輔の前向きな思考はただの向上心だけでなく、彼のこれまでの挫折から這い上がってきた経験から自分の言葉で語っているので凄く説得力があるし、今の自分をすごくやる気にさせてくれた。
Posted by ブクログ
オリンピックとW杯と甲子園が大好きな私は、
今もまだW杯の余韻に浸っていて?!
つい買ってしまいました(^▽^;)
どうせ本人の言葉を誰かがうまーく広げてくれてるんじゃないの??
と期待せず読んでたんだけど、
・・・何か良かった。色んなドラマがあるんだな。
Posted by ブクログ
ドリブルがうまい選手と言うイメージあるだけで
W杯前は日本代表で活躍しているイメージは無かった。
なので、松井選手をはじめて知ったと言う感じ。
移籍したチームの監督や会長に嫌われチームが
おかしくなる中でどう考えたかなどは、我々
サラリーマンでもあることなので、勉強になった。
でも行動や自己主張することの重要さを
説いているのは、さすがフランス!
プロの考え方や前向きに考える事の重要さは
我々でも非常にためになると思う。
U-**の大会で代表落ちしたとき、「負けろ!」と
思ったという箇所があった。
一般社会ではあまりほめられる思考ではないし
思っても、言うなんて。と否定する人もいるだろうけど
選ばれた選手が活躍して自信を持った選手が、
Jリーグの中心選手や日本代表、海外移籍とステップアップ
する可能性もあるわけだし、ある程度枠は決まっているのだから
自分はプロとして、当たり前の態度だと思う。
Posted by ブクログ
「突破力」
松井大輔の物語。
ポーランド・エクストラクラサ、欧州10年目(日本人最長)、この2つで、松井大輔の名前が浮かぶ人はなかなかのサッカーマニアだ。
松井が海外で最も輝いていた時期は、間違いなくル・マンに在籍していた頃。
"le soleil du mans"
ル・マンの太陽。それが松井がフランスで貰った名。確かに、あの頃の松井のプレーはトリッキーありキレありセンスありで楽しかった。太陽にぴったしのサッカープレーだった。
と私は思っていたのですが、当の本人はさほど感慨は無かったようです。まぁ、こういうのは外野が勝手に盛り上がってしまい、当人はこんなもんでしょう、とは思いましたが、まさか感慨は無くてもル・マンの太陽がお気に召さなかった、というか太陽が嫌だったとは、私の想像を超えていましたw
どうやら本人は、太陽にネガティブイメージがあり、太陽なんか付けていじめかよ!?って思っていたとか。
そんな松井は子供の頃からずっと異端児と呼ばれていたらしい。どんな異端児かと思ったら、サッカーに関しては頑固過ぎたんだなと思いました。
例えば、中学の転校。サッカーの為に、クラブではなく中学を変えたいとはなかなかの頑固。楽な生活していて良いのか、サッカー選手としてダメになるのではないかと漠然ながら感じたことからは、子供らしさの突っ走りだけでなくサッカーへの真摯な思いも感じられます。
そして、親の凄さも。全くこんな話を聞いたら松井には、まだまだサッカー選手でいて貰いたい。
ドリブルはもとより言葉の突破力もなかなかだと言ったのは、結構はっきり言っているから。多分、同意出来ない人もいるんじゃないかなと。
例えば、人のせいにするということ。これは、個人的には理解出来る部分はありますが、同じサッカー選手でも共感するしないは分かれそう。
最近は、松井のプレーを見る機会がないのでJで見たいのだけど、彼にはまだまだ欧州の様々な地でプレーしていて欲しいので、つまりは何が言いたいかと言うと日本代表に返り咲いてくれと言うことです。
しかし、この表紙は微妙w