あらすじ
【きっと見つかる、大切なもの。
――実業之日本社文庫GROWからあなたへ。】
大帝国の末っ子皇子の相棒は、後宮最強の宝石オタク少女!?
なんと!!! 後宮を揺るがす大事件を、名コンビが解決!!
「前を向くための背を押してくれる、
宝石のような彼女のことを、もっと知りたい」
――小説家・沖田 円さん大絶賛!
これぞ絶品! 中華風ファンタジー!
輝峰国の末の皇子・皓月にとって皇宮での日々は彩りに欠けたものだった。
しかし宦官のふりをして潜りこんだ父の後宮で、下働きの風変わりな少女・晶華に出会い、その猛烈な宝石愛に触れるうち、皓月の退屈な生活は波瀾万丈なものになってゆく。
自分に価値を見いだせない皇子と、どん底人生にもめげず明るく生きる少女の、痛快中華風ファンタジー!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
宝石の由来や力を物語に組み込んだ帝位争いストーリー
宝石を扱う女子、晶華がスパイス
というかヒロインが率先してミスリードするから、惑わされまくりました!
ずっとほのぼの系かと思ったら
おっとりした天然系の皇子と宝石しか興味の無さそうな変な女子の組み合わせにどこかお人好しな周囲の人達。そんなふわふわほっこりした雰囲気が心地よいと思っていたら、あれよあれよと事が進んでしまいました。晶華にはまだ秘密がありそうです。続くのか、そうしたらもう今までみたいには行動できない立場だよね。二人の関係はどうなるのか。
Posted by ブクログ
わーい、螢さんの紙書籍!
晶華がとても魅力的で(そしてとても螢さんらしい)、彼女のことをもっと知りたいと思わせてくれます。
晶華に振り回される晧月や建学もいとおしく、この先の物語をもっと読みたいと思わせてくれる。
石はまさに自分の気持ちを高めてくれるもので、本作もお守りのように読む人の気持ちを前向きにしてくれる。
本棚よりもジュエリーボックスにいれておこうかしらと思うほどに素敵な物語でした。