あらすじ
中2の弟が連れてきた遊び友達の中に、凛はいた。今年高3の佑季は、体格でも気迫でも中学生の凛に負けてしまい、傲岸不遜な彼に引きずられるままつき合いをはじめる。夜の歩道橋で奪われたキスも、拒むこともできず受け入れてしまった身体も、すべてが佑季には初めてだつた。不器用で稚い恋は佑季を大きく変えていき、やがて2人は―。
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Posted by ブクログ
初めて読んだBL小説。あの衝撃は、ちょっと忘れられない。
――切ないと指先が甘く痺れるんだということを、生まれて初めて知った。
彼女の本を読んでいると、指先が痺れるように痛くなる。多分、物を掴む指先は、その分神経が多く通っているのだろうと思う。
ページに触れる指先は、だからとても痛い。苦痛だ。どうしてこんな風にされなきゃならないんだろう。
けれど、最後まで読み終わると清々しく晴れた気持ちになる。涙が乾いて、嗚呼、私も頑張ろうと思う。頑張って素敵な恋をしよう。
・・・だから何度も読んでしまう。あの痺れるような痛みを味わいたくて。
神谷凪に出会えて良かった。私の人生に宝物をありがとう。愛してます。