【感想・ネタバレ】儲かる!米国政治学のレビュー

あらすじ

2020年の民主党のトリプルブルー(大統領選と上下両院選の勝利)、16年の共和党トランプ当選の両方を当てた国際政治アナリストが記す最新の見取り図。「筆者の仕事の一つは、金融機関の株式・債券・為替の運用者の方々に『現在進行形で起きている or 中長期的に起き得る米国政治の事態』を解説することだ。この仕事に必要とされる知識・ノウハウは、米国政治全体の構図を理解して、そこに働く政治力学を分析して妥当な未来予測を行うことである」(本書「はじめに」)。民主党・共和党の性格の違いや予算の決め方、政府高官人事、インフラや半導体の経済・産業政策、そして戦争をめぐるスタンスを解説。さらに22年の中間選挙、24年の大統領選挙までを射程に入れ、「すでに起きている未来」を日本人に伝える。グローバル化の時代に米国の動きを知るのは、世界の現状を知ることとほぼ同義である。毎日のニュースを読み解くための「実学書」。

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Posted by ブクログ

2020年の大統領選あたりからアメリカの政治について興味を持ちYouTubeの解説番組を見たりしてきましたが、本書を読むことで今後のYouTubeウォッチがより一層楽しみになりました。
不勉強な政治素人なので一回読んで全て頭に入ったかというと、たぶんもう3回くらい読んだ方が私の脳にはいいんじゃない?と思ってます。が、楽しく読めました。本書の続編(2024年?)は絶対読みたいですね。

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

なぜこんな変な書名にしたのだろう?と思うし、著者のtwitterでのすぐにムキになって言葉遣いが荒くなるのに対しては「もう少し泰然としていれば良いのに」と思わざるを得ませんが、著書の内容は直近の米国の政治状況に関しての、相変わらず具体的で濃く、かつ地に足のついた解説で、大変に参考になりました。

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2022年07月17日

Posted by ブクログ

「予算」
 予算教書 大統領作成
  民主党バイデン政権
   教育+41% 商務28% 保健福祉+23% 環境保護+21% 治安国防 横ばい
  共和党トランプ政権 ヘリテージ財団が関与
   平均10%以上削減 環境保護局-31% 億無償-29% 農務/労働-21% 
 連邦議会が予算策定

規制」
 Reg Tracker(ブルッキングス研究所)で規制公開
 民主党 規制強化(環境団体
 共和党 規制廃止(シェールガス開発事業者)
 大統領令 Executive Order  民主/共和 議席拮抗 議会で立法困難へ対処
  規制経済コスト、規制制定プロセス透明化

「外交・安全保障」
 共和党  政府は国民の敵 唯一無二の自由国家 
      多国間より二国間交渉、協調より経済制裁、国務省より国防省、
 民主党  理性的な議論や計画書に信頼を置く 連邦集権 世界普遍的価値を強制
 ネオコン 超党派 外交・安全保障
 米軍 アフガン戦争 20年1兆ドル 納税者負担 20年9兆ドル 退役軍人手当 1/3

「政府高官人事」
 人種問題

「選挙資金と司法人事」
 2020年 大統領選挙資金140億ドル オンライン小口献金が業界団体を超える
 連邦裁判所判事指名 裁判官の党派化 党に有利な判決 法廷論争へ持ち込む

インフレ 
 環境対策=エネルギー投資からの撤退、国営化、価格高騰
 中国への規制=輸入価格高騰 
 
労働組合 民主党最大の支持基盤
エコ利権 CO2のみならず生態系自然資本の国際取引へ
GAFAへの規制 事業の切り分け解体へ
小さな侵攻の容認 世論動向 ウクライナ侵攻 制裁/物資のみ 台湾6割軍事
政治的分断 条約ではない行政協定増加(大統領命令で取消し可能;パリ協定)

2024年上院議員選挙 共和党の勝利確定
2024年大統領選挙 共和党大統領になれば単独主義の軍拡、中小国家の分断

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2022年05月02日

Posted by ブクログ

第1章の予算関係のところは難しかったけど、よく聞く「予算教書」や「立法スコアカード」「大統領令」については何となくですが分かりました(汗
あとはバイデン政権と次の選挙の話だったけど、どう転んでもなんか厳しい感じですね…。

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2022年04月03日

Posted by ブクログ

アメリカ政治専門書を新書として分かりやすく説明している感じ。
このアメリカ政治の動きを読めることが、株式投資の知識として役に立つのかな。
そうした知識を掻い摘んで提供してくれる。
本書の文体は硬派なので、読みやすいかどうかは人により割れると思います。
内容は非常にいいと思います。
特に「行政協定」とは何かについて、勉強になりました。

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2024年11月20日

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