あらすじ
巨大な金属の塊がなぜ空を飛べるのか、上空1万mを飛んでいるのに、なぜ機内では呼吸が苦しくならないのか、どの旅客機も左から搭乗するのはなぜ、などなど。そうした多くの疑問には、れっきとした理由がある。ベテラン整備士が明かす意外な事実とは?… 空の旅がもっと楽しくなる本!
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Posted by ブクログ
(まえがきより引用)「多くの乗客が、旅客機にいだいている謎、知られていないがための無用な恐怖心や懐疑心、そして限りないロマン・・・」など、それぞれについてタイ国際航空のベテラン整備士が具体的で分かりやすい解説を試みた本。
興味を引いた3箇所
・ジャンボ機は同じ大きさの紙飛行機より軽い?
>ジャンボ機を紙飛行機大の全長10cm(縮尺率1/707)まで縮小すると0.518g=1円玉の約半分。
計算式183t(183,000kg)÷(707×707×707)=0.518g
・ヒコーキ雲は本当に雲なのか?
>ジェットエンジンから出る高温の排気ガスが、上空の冷たい空気に急激に冷やされ水蒸気の粒が生まれ、これが雲となり白く見える。
・客室乗務員が無口になる30秒間って?
>談話している乗務員からちょっと失礼と急にとソッポを向かれたら・・・、最も事故の起こりやすい離着陸時の魔の11分間に「30秒間の沈黙」が義務付けられている。この間緊急時に行う一連の作業をイメージトレーニングしている。