【感想・ネタバレ】なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからないのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の悩みは、よく聞く話かと思う。中盤になってくると、自分の経験や悩みと重複してきて、本の登場人物が言われていることなのに、自分事になってくる。

”働くこと”と”愛すること”を混同するからよくない。
仕事で行っていること(PDCAサイクルを回す、子どもにテストさせアドバイスを都度都度与える、など)を家庭に持ち込むと、例えば子どもは家庭で上司を得るが父または母を失う。
仕事と私のどっちが大事なのか、は男性に問うてはならぬと聞くが、この本を読んで考えていくと、この問いが真っ当な質問に思えてくる。
(だからといって問いただしたいとは思わないが。)

印象に残った文章:
愛することの本質は、何かをすることではなくて、何かとともにあること。
他者を敵ではないと感じられる、あるいは他者が安全であると信じられること。
働くことと愛することの人生のモードが絡み合いながら僕らの人生はできている。

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2024年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東畑先生ありがとう。という気持ち。
冒頭の部分、無数の窓の数だけ人々の営みがあるという考え方。よく電車の窓から見えるマンションの窓を見て思っていたな…余談です。
心の持ちよう、考え方、今の自分に必要な本でした。具体的なエピソードがあってわかりやすく、心の動きについて納得することができた。
人生、生きていれば色々ある。ゆっくり時間をかけて考えていける心になりたいものです。

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2023年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東畑さんの著作は『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』以来、二作目。こちらも読みやすく、面白かった。

処方箋と補助線、馬とジョッキー、働くことと愛すること、シェアとナイショ、スッキリとモヤモヤ、ポジティブとネガティブ、純粋と不純の7つの補助線。
特に「シェアとナイショ」(軽く複数人にするようなシェアと、一対一の親密なナイショの両方をバランスとること)、「スッキリとモヤモヤ」(スッキリさせる時がいいときもあれば、モヤモヤのまま持っておいた方がよいことがある)など、言われてみればそうかもしれない、と思うことも、言語化されていなかったのでなるほどなあと思いながら読みました。自分の心と最近向き合うことが増えたので!笑、複雑さを楽しみながら、夜を乗りこなしていきたい。

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2024年05月20日

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