あらすじ
夕方から雨が降った日、ゴミ捨て場で発見されたのは一人の女性記者の遺体だった。
県警(特殊捜査一課)の流、富永、そして彼らの警察学校時代の教官でもある吉岡らは、ビデオに映っていたカッパを着た人物を捜すが、一向にその足取りは掴めない。
公園に落ちていた殺された女性のハンドバッグ、殺された刑事の妻、そして警察関係者を狙った人質事件。犯人の手がかりを追っていく中、無関係だと思われた複数の事件が繋がってゆく――。
事件の真相を追う捜査一課の苦悩や、警察内部の実情をリアルに描く。
権力、昇進、正義、そして仲間。事件の先に彼らが見る光景とは。
<著者紹介>
泉 真一朗(いずみ しんいちろう)福岡県警を2020年に退職し小説を書き始める。
県警時代は大半を刑事部門で勤務。
感情タグBEST3
最高の刑事小説登場
警察官、特に刑事に憧れていたので、今までに様々な刑事物などの警察小説を読みましたが、さすが刑事部門で長年勤務され、まだ退職して間もない方が書かれただけあって、今の時代に適応しており、展開と内容が一番良かったです。私の愛読書の一番になりました。読書仲間にも早速教えてあげたいと思います。第二弾を心待ちにしています。