あらすじ
ぼくのパパとママでいてね
病弱なオメガの弟ミーニャにすべてを捧げるルスラン。ミーニャを介して編入生のレーリクと親交を深めるが…
エリートアルファが集う学院で静かにやり過ごすことが自分の人生だと思っていたルスラン。カースト上位の異母弟アダムの影という役割でも、すべては幼いオメガの弟ミーニャの治療費のため。なのに謎めいた編入生レーリクの出現で平和な日常に亀裂が。アルファ同士の愛は禁断。だがミーニャに献身するルスランに愛と救いを感じたレーリクから破滅をも恐れぬ一途な想いをぶつけられ、同じ熱を抱くように。しかしはかなくもアダムに関係を暴かれ、ルスランはレーリクを守るため、ある決意をする。憎まれてもいい、彼が無事なら――と。
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSS「ミーニャ、初めての外泊」を収録した特別版!
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Posted by ブクログ
オメガバ。。。?ではなかったかな。
最後の最後まで、きっとこの受が実はオメガなんだろ??と思いながら読んでたし、最終的に、ヒートがある訳でも、出産がある訳でもなく、普通に同性同士のお話として終わったしね。
オメガバである以前にアルファしか居ない学園内でアルファ同士の恋愛禁止!って、これはもうただの「同性同士に抵抗のある世論」を前提としたお話ってだけでしたね。
そんなオメガバ関係なく、普通にお話はとても面白かったのですけどね。
華藤先生の、美しい景色と、心豊かな音楽、アスリートが見せる芸術美に香り立つお菓子。素敵なものが彩る繊細なお話は、健気な受にスパダリな攻で、安定の展開ではありましたが、強いて言うなら、そう言う中に、新しさはもう少し欲しかったかも?
せっかくミステリアスで優等生然としていない攻だったのに、割とあっさりいい人だったし、受が大好きだったよね。
ま、嫌いじゃないし、むしろ好きなのでよかったけどw
そう言う意味じゃ、今作の受の健気さはあっさりしてたかもなー。