【感想・ネタバレ】奇跡のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

林真理子先生の平易な文体と、近年メディアに表出される時の穏やかな物腰には、感服しております…

この作品ははじめフィクションだろう、また、直近で読んだ先生の「愉楽にて」に象徴されるような、アッパーな階層の人たちの色恋ごとの創作作品だろう…という下衆な期待で読み始めた自分を、最後まで読んで溢れる涙と共に恥じる事となりました…

ノンフィクションだと私が気づき始めたのは、装丁の写真、作家名がまさに主人公の名前であった事、でした。また、主人公おふたりのほぼ事実だと思われる日常生活が、当然の事ながらリアリティを増して行きました。

当初は博子さんの思慮深い田原氏への想い、が延々と綴られているようで、男性の私からすると少々、辟易とされるものも感じられたりはしたのですが…、後半からは物語がリアリズムの中で急展開し、その軸足が田原氏とその生を支える博子さんの情熱、がこれでもか、という位に感じられて、男としての私自身、これからの半生とその終着点をどう迎えるべきか?、という事に気付かされた気がします。

読む方が男性、女性、既婚、独身、老人、若者、誰であろうと伝えられるメッセージは変わらないのでは無いかと思います。繰り返しとなりますが平易な文体で字間もとってあり、読みやすい書籍です。おすすめ致します。

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2022年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

溜息しかでない。
こんなこんな出逢いってこんな男女関係って小説の中だけじゃないんだ。
実在のモデルがいるとのことでスマホで検索。
想像通りいやそれ以上の美男美女。
ふたり寄り添って笑顔が素敵なお似合いのふたり。
”出逢ってしまった”この言葉から始まる道ならぬ恋。
でも、最期まで添い遂げられて博子氏はたった3年間という短い結婚生活だったけど、悔いはないと思う。
素敵でせつないラブストーリーだった。

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2022年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書き始めのあたりでは
『またまた話作っちゃって。本当に作家ってやつは・・・』
と、やれやれ的な気分だったが、途中ネットで検索してみたら、ヒロインが実名だったのでビックリ。
一応フィクションってことになってるけどね。

愛の深さなんて測りようがないから、コレが奇跡なのかは微妙なところだけれど。
博子さん、自分にまっすぐですごいね。一種の発達障害かと思うほど。
そのせいなのか、これ読んでも全然感動できませんでした。
考え方もシチュエーションもこちらとはかけ離れ過ぎてるせいもあるけど。

ところで林真理子さん、日大理事長就任、おめでとうございます。
林さんは「ルンルンを・・・」の頃から大好きで、ほとんどの著書を読んでいたのだけれど、途中からそこはかとない違和感を抱くようになり、距離を置いておりました。
おそらく、似たような感性かと思っていたのに違っていましたごめんなさい、的な思いから。
しかし「8050」あたりから、やはりさすがだ!と思うように。
ここはもう、作家大先生としての勢いを失うことなく「伏魔殿」と言われる日大本部を大きく改革してほしいと願っています。
一応後輩なもんで(^^ゞ

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2022年06月13日

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