【感想・ネタバレ】奇世界トラバース ～救助屋ユーリの迷界手帳～のレビュー

紺野千昭 / 大熊まい

門の向こうは未知の世界─迷界（セフィロト）─
ある界相は燃え盛る火の山。ある界相は生い茂る密林。
神秘の巨竜が支配するそこに数多の冒険者たちが挑むが、生きて帰れるかは運次第──
そんな迷界で生存困難になった者を救うスペシャリストがいた。彼の名は「救助屋」のユーリ。

「金はもってんのかって聞いてんの。救助ってのは命がけだぜ？」

一癖も二癖もある彼の下にやってきた少女・アウラは、迷界に向かった親友を救ってほしいと依頼する。

「私も連れて行ってください！」

目指すは迷界の深部『ロゴスニア』。
危険に満ちた旅路で二人が目にするものとは！？ 心躍る冒険譚が開幕！

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

[フィン · ★★★★★]

練り込まれたストーリー

現実の物を参考に非現実的な世界を表現していて、想像しやすくワクワクしながら読めました。

ハプニングから解決、ヒロインの患者の動きなどよく考えられていて時間を忘れながら読んだいました笑

話の終わり方が非常に好みで、久々に続きが気になる作品でした。大賞じゃないのが驚きですね。

[ブクログ · ★★★★☆]

迷宮を巡る冒険譚。
冒険の楽しさや樹海の面白さが詰まった、読んでいてワクワクしてくる、楽しいお話でした。迷宮とはなにか、で色々な設定を取り入れているところが凄い。
しかし、ヒロインの素性はある意味最初からある意味わかりやすく明らかなわけで、それを押してまで急いで奥まで連れて行った事情はなんだろうともちょっと思いました。