あらすじ
男たちは仕事が好きだ。しかし、好きなことは仕事だけというのでは、いささか寂しい。仕事はバリバリこなすが、そのエネルギーに劣らぬ情熱を自分の趣味にもかけられる男、そんな人物こそ、人生の楽しさを知り尽くした「男の中の男」というものだ。本書は、そんな「男の中の男」を地でいった著者の生活を、ユーモアを交えつつ綴ったエッセイである。例えば料理。だし汁の取り方、味噌汁の作り方に始まり、気に入った天ぷら屋に通いつめ、カウンターに陣取り、プロの揚げ方のテクニックを盗み取り、自分でも試してみる、といった具合。他には料理の道具はプロ用を買い、特に包丁を研ぐことに「楽しさ」を見出す、などなど。また、建築家である著者にとっては仕事そのものかもしれないが、座り心地のよい椅子やソファへの強い拘り、部屋の明かりは白熱灯にすべきか蛍光灯にすべきかについての考察等、本書ではこんな例をあげつつ男の生活の愉しみ方を教えてくれる。
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Posted by ブクログ
【本の内容】
男たちは仕事が好きだ!
しかし、好きなことは仕事だけというのは、いささかどころか、かなり寂しい状態だ。
仕事はバリバリこなすが、そのエネルギーに劣らぬ情熱を自分の趣味にもかけられる男、そんな人こそ人生の楽しみ方を知りつくした「男の中の男」というものだ。
料理、旅、生活に潤いを与えてくれる道具へのこだわり。
本書ではこんな例を挙げつつ「男の生活」の愉しみ方を教えてくれる。
[ 目次 ]
第1章 旨いものを喰う(旨いものを食べよう;食の修業;作ってみること)
第2章 生活の中で考える(家の道具を考える;家の足元を考える;寸法の話;椅子を選ぶ)
第3章 旅で学ぶ(鍋の地域差;ホテルで学ぶ;旅あちこち)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
料理、椅子、食い道楽が目立つテーマだったかな。
「父たちよ家へ帰れ」の方が中身は充実しているけれど、この本も読んでて元気が出る。
世の中には愉しいことがたくさん。