感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
備忘録
・自分が楽しみながら働くには、得手に帆あげて生きるのが最上。得意な分野で働くべし。上司は部下が何が得意かを見極め、人の配置を考えるべし。社員も能ある鷹は爪を出し、自分の得たものを上司に申告すること。そのためにはいち早く自分の得てを発見すべし。そのために職業適性等の診断テストや周囲の見解を参考にする。
・人の好み。人間関係でも人の好みときに下をしようとしたら、ついには自信を失ってしまう。しかし自身の能力を高めれば、人の好みはもう発言権を持つなくなるはずである。
・人生そのものを1つの事業にかける。
・上司の顔色ばかり伺って萎縮して生きるような人間は日進月歩の現代には通用しない。先輩のにらみを恐れず、勇気を持っていろいろ経験し視野を広める。ある程度の行き過ぎや過ちがあったとしてもそれが前向きの、正しいと信じたコードであれば、若気の至りとして許される。その特権を浪費してはいけない。
・ですが、技術のバランス、進歩を競う猫の戦争の話。製品の良い面悪い面がすべて出てくる。強いやつは必ず勝ち、将来世界のマーケットが不足すると言うお墨付きをもらう場所。とにかくかたねばならない。技術改善と宣伝の1番手っ取り早い手段。
・相互信頼。財務など不得手な領域は得意な人を信頼し任せた方が人生の時間を有効に使える。相互信頼の哲学があれば成り立つ。
・お互いに秘密を持ち守りあう量で、人間関係の質が判断できる。人生において最も大切なものの一つが、人間関係、友情。相互の愛、信頼、尊敬により支えられる。
Posted by ブクログ
給料ばかりで人は働けない
得意な分野で働け
謙虚だと周りが知恵を貸してくれる
自分をあきらめてはいけない
人を動かせる人は他人の気持ちになれる人
信用
→①人間愛②約束を守る③人に儲けさせる
→自分の人生と仕事を通じて
多くの人に恩恵を与える
時間はすべての生命
→金よりも時間
行動は全人格の表現
思想が行動の正否を決める
→行動には常に動機があり目的がある
→動機は目的はその人間の思想が組み立てる
→何をするかより何を考えているかが重要
若さをすごく大切に考えており、
老いる前に引退した。
自分のために一生懸命仕事をすることを伝えた。
Posted by ブクログ
本田宗一郎氏の考え方が素直に感じ取れる、そんな本。
簡素な文なのに、一歩踏み出せない私の背中を押してくれる、そんな感じがした。
この本を読んで、本田宗一郎氏がさらに好きになった。
自信を持って、 お薦めする。
Posted by ブクログ
本田宗一郎、ご存知の通り知らぬ方はいないであろう、本田技研工業の創業者である。学歴は尋常小学校卒のみ。
この本は、そんな本田さんの人生哲学が垣間見れる書籍である。十章に渡っていろいろな事について述べられている。
それでは順に紹介していこう
・ある日海外の取引先とお酒を飲んでいた本田さん、ところが相手が酒に弱く、入れ歯ごと洗面器の中に戻した。宿の女将がそれを厠に捨てた。
翌朝本田さんは、そのボットン便所の中に裸で入り、入れ歯を探し当てたそうだ。こんなこと本田さんは全然気にしないそうだ。
・本田技研工業がようやく隆盛になり、いよいよ工場を建てようと、日本各地を回ったそうだ。
宴会などでもてなす自治体もあった中、三重の鈴鹿市は渋茶一杯しか出してくれなかったそう。それで鈴鹿に決めたのだ。
・社長を辞めてから、念願の社員全員と会って握手することができた。日本国内で七百ヵ所、回るのに一年半かかった。海外の駐在員のところを飛行機で回った。
それも半年かかったそうだ。本田さんが泣くと若い連中も泣いたそうだ。なんでも自分が嬉しいからやったとのことだ。
・本田さんの右手はいわゆる「ゴット・ハンド」で、ずっと平面をさすっていると、今でもミクロン(千分の一ミリ)の凹凸まで分かる。
それ以下だって自信があるそうだ。それゆえ、人の手相を見たら、未来はともかく過去は間違いなく当たるとの意見だ。
・昭和二十年代の終わりの頃、ホンダに労組ができた。そのころ、新しい機械を買ったので、金がなく給料が払えなかった。従業員はただならぬ雰囲気だったそう。
そこで本田さん、みんなを集めて、いろいろ話した。今までの行きがかり、今後の見通し。
そして土下座して謝った。そうするとみんな拍手をして、納得してくれたとのこと。
・基礎から勉強しなおすため、浜松工業専門学校に入学し聴講生となったが、不必要な科目には一切出ず、試験も受けなかった。学校からは当然、退学の通知が。
校長から呼び出されて「おまえには卒業の免状はやれん」といわれた時、「免状なんていりません。そんなものより映画の入場券の方がまだましです」といってやったそうだ。
・本田さんは、ホテルに泊まると職業欄にいつも「会社員」と書くそうだ。ホテルマンにはけったいな顔をされるが、社長、部長、課長、包丁、脱腸みんな韻をふんで同じだ。
指揮命令をはっきりさせるための符丁で、社長なんかそんなカッコイイものではないそうだ
・本田さんは、根っからの技術者で、物をこしらえるのが得意だが、売って金をとるのがからきしダメなそうで、そこを藤沢さん(副社長)がやってくれている、とのことだ。
本田さん曰く、藤沢さんは技術はまるでダメだけど、商売のほうはすごく上手い。なんども資金繰りのピンチを救ってくれたそうだ。本田さんと藤沢さんはまさに名コンビだった。
・製品というものは正直なようで、絶対嘘をつかないそうだ。また言い訳もしない。メーカーにとっては、製品の一つがすべてである。
・昭和三十七年、今まで車を作ってない者は、車を作ってはいけないという「特振法」を通産省がつくった。本田さん、通産省に乗り込んで机をたたいて怒った。
結局その法律は止めになったが、統合しろといわれた。つまり日産かトヨタに入れと。そこでまた怒った。ウチは株式会社だ、統合させたかったら株を買え、と。
・人間、腹が減るから、どうしてもカネと名声を手に入れなければいけない。とはいっても、本田さん、若いことは他力本願だった。そういうと”正直だな”と言われそうだが、他力本願だと相手にハッキリ言えるからだそうだ。
ところが壮年になると、他力本願では通用せず自力本願で行かないといけない、自分のこれまで得た知見、経験等で物事を解決する。若者は他力本願を意識することによって成長するそうだ。
とここまで、いろいろな事を本書「やりたいことをやれ」からの、ほんの一部の抜粋である。ぜひ名経営者で名高い、本田宗一郎さんの息吹を知りたい方は一度手に取って欲しい。
Posted by ブクログ
1ページに1つ書かれており、とても読みやすかった。
成功とは99%の失敗に支えられた1%である。と書かれており、何事にも挑戦することが大切であると思った。
世間では大人の言いなりになる子や、大人の考え方の枠から飛躍しようとしない子がいい子であり、自分の意思を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子悪い子と言うレッテルを貼りがちである。けれども私は逆だ。世間で言う悪い子に期待している。なぜならそういう子供こそ個性にあふれ、可能性に満ちた本当の意味の良い子だからである。
これを読み、いい子、悪い子と言われる基準が大人であるとするならば、それはおかしな問題であるも思った。
上記の二つは、忘れずに覚えておきたいと思ったので記しておく。
Posted by ブクログ
"HONDA"の創業者であり、戦後の日本を代表する
技術者でもある本田宗一郎氏自身が、
第一線を退かれたHONDAの終身顧問時代に
著述した本書。
私自身のステレオタイプですが
技術者出身のメーカーの創業者である
(メーカなら技術者が創業者のケースがほとんどやけど)
松下幸之助氏や稲盛和夫氏の
著書は、有名な経営のバイブル本
となっていますが、同じ技術者出身の
本田宗一郎氏の本は珍しいなと思い、
興味本位で購読。
読んだ感想としては「THE 日本の技術者」
という印象を持ちました。
この本の中身は、”HONDAイズム”が
本人の著述によって公開されています。
「馬鹿にせず、馬鹿にされず」
という「人間平等の精神」という信念が何度も
記載されていました。
→今のHONDAにも”HONDAフィロソフィー”
という形で受けつだれているみたいです。
また、当時専務だった藤沢武夫氏が、
HONDAを大きくした影の功労者だと
言われていますが、本書でも、著者自身が
認めていたので、藤沢氏の経営手法の方が気になり、
浮気したくなりました。
また、技術者ということで、”知識”や”経験”
についても多く記載されていた。
「物知りな奴は、過去しか知らない。
俺が知りたいのは未来だけ。」など、
一文ごとに著者のエネルギーを感じる
本でした。
半日もあれば読み終えます。
メーカの営業さんんとかに役にたつ本かと
思います。