あらすじ
『ドカベン』から『鬼滅の刃』まで! 「日本一漫画に詳しい漫画家」との呼び声も高い著者が、漫画界に革命を起こした作家たちの作品とその表現方法を解説。「あの名作漫画のルーツはどこにあるのか」「萩尾望都『半神』が“神作品”である理由」「『鬼滅の刃』大ヒットの秘密」など、漫画を知り尽くした著者が、1970年代から2020年にかけての作品を分析しながら、「漫画表現の歴史」を論じる。著者描き下ろしの漫画・イラストも掲載!
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Posted by ブクログ
え?いや、なに?これ?
めちゃくちゃ面白かった。
そんなに漫画のマニアでもないし、
少女漫画となるとほとんど読んだ事ないのに、
めちゃくちゃ面白かった。
ストーリーの紹介だけで泣きそうになるものも。
ドカベンの殿馬はスラムダンクの流川?
「11人いる!」の作者はやはり凄いんだ。
マカロニほうれん荘!トシちゃん25歳!!
鬼滅の刃は少女漫画だったの?
面白すぎました。
Posted by ブクログ
さいこう。
山田玲司のヤングサンデー、れいとしょうも大好きで見せていただいているんですが、文章になるとその愛とか情熱がさらに深みを持って感じられました。
個人的には前書き漫画の『つらいぜ!ボクちゃん』の一言に感激。
Posted by ブクログ
山田玲司さんのヤンサンから。
ここから私は岡田史子さんの作品を読みました。
あれほど共感できないと匙を投げてた「鬼滅の刃」のヒットも、あぁ、そういうことなのかもな、と、少し納得できた。
私にも、あぁこれはいいな、と思う本屋漫画はあるのだけど、「誰もが認める名作」と謳われる作品を読んでも、天邪鬼な性格からか、「え?で?」という感想しか持てないものが結構ある。
私はそれを「嫉妬なのかな?」とか、なんとか自分の気持ちを探ってみようとしても、なかなか辿り着けない。「辿り着けないほど根深い嫉妬なのかな」と思うも、分からない。
…まぁ、いいんだけどさ。私には私で良いと思えるものがあるなら…、ということなんだけど。
自分なりにこんな風に、影響された作家をたどり読み解くことごできたら、すごく楽しそうだし、「え?で?」という2文字の感想に止まらない考えを持てそうだな。やってみたいな。
Posted by ブクログ
萩尾望都の解説、鬼滅の刃のヒットの秘密などの考察を面白かった。100分で名著の萩尾望都回を見ていると、相乗効果半端ない。れいとしょうもオススメ。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 不朽の名作『ドカベン』と『スラムダンク』~水島新司から井上雄彦への系譜
第2章 少女漫画を変革した萩尾望都①~ルーツから初期作品まで
第3章 少女漫画を変革した萩尾望都②~『ポーの一族』『トーマの心臓』はどのようにして生まれたのか
第4章 「鴨川つばめ」が残したもの~『マカロニほうれん荘』以前・以後
第5章 『鬼滅の刃』の少女漫画要素~他者の「痛み」に寄り添う
<内容>
自身もマンガ家の著者による、マンガ論集。第4章までは順調だが、急に5章が現代篇で、もっと書いてあったのを割愛したのだろうな?と想像してしまう。ともかく、扱われた作品・作者への愛が凄い、圧が凄い。自分は、高校時代の愛読書『マカロニほうれん荘』が熱く語られているだけで、嬉しかったので買ったのだが、共感できた。
Posted by ブクログ
SNSでかなりマニアックな漫画ネタを披露している漫画家きたがわ翔による熱い漫画話。きたがわ翔は少女漫画時代は雑誌で読んでいたけど13歳でデビューしていたとは知らなかった。
権利関係からだろうか? 例えば作中でスラムダンクの絵柄の変遷を語っているが、それを示す図版がないのが残念。評論というよりストレートにきたがわ翔の漫画愛を吐き出している感じ。
Posted by ブクログ
筆者の情熱が伝わってくる一冊。漫画家の系図、というか、この作家はこの作家の影響を強く受けている、と言ったことを、あくまで個人の見解で熱く語っている。萩尾望都にかなりのページを割いているが、私も好きだ。